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Channel: 雲は完璧な姿だと思う。。
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特別だと、思ってます。

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ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、英語......
ヨーロッパではお隣の国と言語が全く違うということが当たり前のようです。
日本で言えば、隣り合う都道府県で公用語が違う、と言った状態でしょうか。

そんな地域において作られるプロダクトというのは必然的に多言語、
多文化をマーケットとしていくこととなり、
それは様々な背景を持った人々にも直感的に理解出来て、
使うことも出来る様なデザインが生まれ、育って行く土壌ともなり得ます。

例えば、ヨーロッパ車のスイッチ類のアイコンデザインなどはとても典型的で、
見た瞬間、そのスイッチの意味や使い方等が直感的に理解出来る様になっています。
最近では日本車もそうなってはいますが、アメリカやヨーロッパの車においてはもう、
かなり前から、そういったデザインが完成されていた様に思います。

そんなヨーロッパのグローバルでユニバーサルなデザインの潮流は近代に端を発していて、
その時期のヨーロッパではフランス革命を初めとする市民革命が各地で相次いで起こり、
王侯貴族の階級的社会から市民主導の社会が広く構築されていきました。
すると、それまで一部特権階級の人々のモノであった贅沢品や、
様々なモノモノが一般にも広く行き渡る様になっていって、そこで、
沢山の人々に受け入れられるプロダクトやデザインが求められるようにもなっていきました。
そんな時、トドメ!とも言える「産業革命」なるものも起こります。

産業革命によって機械化されたプロダクトメイクは、
それまでの一部特権階級が好んだ華美な虚飾が省かれ、簡素で合理化されたデザインとなり、
無機質化もしていきました。
しかしそんな中、合理的で無機質なプロダクトにもデザインの力によって
様々なアクセントや付加価値を加えよう......という動きが高まり、
やがてシンプルなデザインの中にも「美」や「思想」、
「センス」を込められたモノも生まれて来ました。
そんなデザインにおける流れは、アートシーンにおける「抽象画」や「ポップアート
などのムーブメントともリンクして、一部のプロダクトを高尚な「芸術作品!?」
とも呼べるような領域にまで高めていったのです。

これが所謂「モダンデザイン」という潮流。

この潮流は「バウハウス」などによってミッドセンチュリーに栄華を極め、
今に至るまで続いているデザインの一大潮流でもあります。

「大衆のための大量生産可能な家具」
と言ったのはドイツの家具職人トーネットさんですが、この言葉も、
モダンデザインの「一部分」を的確に表現していると思います。

現在、その流れは一部「ユニバーサルデザイン=Universal Design」
というものにも引き継がれていて、他にも「ピクトグラム」と呼ばれる
「絵文字」「絵単語」的デザインなどにもその影響が見て取れます。
わかりやすく言えば標識とか、スマホアプリのアイコンデザインなどもそうです。
無駄が省かれた、直感的でシンプルなデザイン。





「モダンデザイン」「ユニバーサルデザイン」「ピクトグラム」......
アートにおいては「ポップアート」......
それらには、多くの人に瞬時に理解されやすいという利点とともに、当然、
相反的に抱えるリスクもあって。それは何か?と言えば、
上記もしたようにシンプルで合理的、直線的な部分も多いデザインなので、
コピーされやすかったり、無機質で温かみがないものになってしまいがち......
ということでしょうか。
作者の思いや表現したいことなどが限りなく入れ込みづらくもなります。
それは、アートからは遠くなりがちなものにもなりやすい......ということでもあるのしょうか。



僕が愛してやまないミッフィーさん。またの名は「うさこ」ちゃん。
ミッフィーとは、キャラクターでありながら、実は、
この様なデザインやアートの潮流の中にあるモノだったりもするのです。

ただし!

です。

個人的にはミッフィーは特別だと思っています。

愛してやまない、それなりの理由と凄みを僕は感じていたりするからです。

ただの」子供向け絵本、キャラクターなどではではない!と思っているのです。

それはきっと、見た人全てが本能的に感じていることではないか......と、
僕には思えているのです。



まるで一筆書きのようにシンプルな線で描かれているミッフィー。
それはまさにモダンデザインのよう。
しかし、実は、ミッフィーには一つとして「直線」は存在していません。
それは、絵の全てが「手書き」で描かれているからであって、
手書きにしても、物差しや定規などの道具は一切使われていないためです。
もちろんコンピュータも使っていません。

そして、そんな線は、よく見てみると、
手書きであるが故に輪郭がギザギザと、ユラユラと、不規則に波打っています。
人の手というのは何かを書く時にも必ず揺れているからです。
それと、その揺れがシッカリと線に滲み出る様に、
こだわり抜いた筆やサインペンを選び、使い、描かれているからです。
だから、波打っているミッフィーの線の輪郭とは、
描いている人の「手の揺れ」そのものなのです。
印刷ものやコンピューターソフトで描かれる綺麗でまっすぐな線の輪郭とは全く違うものです。

そういう意味でも、ミッフィーには一つとして「直線」は存在していないのです。

シンプルな線を軸に描かれているのに、です。

自然界に直線は「ほぼ」存在しません。

ミッフィーもそうなのです。

合理的で無機質になりがちなモダンデザインの悪いところを、
「手書き」「筆」というシンプルな絵画的魔法でもって、どこか温もりのある、
どこか手触り感のある、そういう絵に仕上げているのです。
心のこもったそんな線を何本も何本も書き直しながら、
その膨大な数の線の中からしっくりくる一本だけを選び、仕上げられているのです。







想像してみてください。
定規で線を描かれたミッフィーを。
線の輪郭が揺れていない、ピシッ!としたエクセルシートの様な線のミッフィーを。

それはミッフィーではありません。
偽物です。
ライツコントロールの甘かった昔は、時たまそんなニセ・ミッフィーを見かけましたが......

そして、その色使いも、線の描き方と同様にいたってシンプル。
しかし、自由で自在な組み合わせ方。使い方。
色環標における対色、補色、同系色、中間色......
色使いの基本とも言えるような形をしっかりと踏まえながら、
時に驚くような意外な組み合わせや崩し、壊しもあります。
色使いの基本がしっかりと印象付けられるベースがある故に、
その「崩し」は時に驚くような効果を生み出したりもします。

一度だけ、ミッフィーの誕生日のお話の回で、
オシャレして柄物の服を着ているミッフィーが登場します。その衝撃たるや.....
「み、みっふぃーが、、が、ガラモノの服を着てる......」



あまりに似合わなくて!?なのか?作者もそれ以降二度と描いていないのですが......
僕らマニアはこれを「ガラミッフィー」と呼び、伝説として祀り上げました。。
しかし、そんな衝撃もシンプルな色使いや考え抜かれた構図あってのもの。
それらにおいてミッフィーは教科書的な価値や輝きすらも持っているのです。
それは、本当に完成されていて、一分の隙もない完璧さ。
僕には感動的ですらあります。



だから、僕は、デザインのアイデアに迷った時、悩んだ時は、ジーーーっと、
ミッフィーを見つめるのです。
それは、そこに、多くの答えがあるからです。
ミッフィーは、いつも、僕に必ず何かを気づかせてくれます。
何かを正してくれます。



いいかい。
物事はシンプルでなくちゃいけないよ。
みんなにわかりやすくなければいけないよ。
でもね、そういう方向を突き詰めすぎると無機質で冷たいものになっちゃうんだ。
それもダメだよね。
合理だけだと悲劇も沢山生まれるんだ。
そういう合理化されたシンプルさの中にも必ず温かさを入れないと。
心を入れないと。
魂を入れないと。
ダメだよ。
自然にはならないよ。
完成されないよ。
完全にならないよ。
完全ってね、崩しも含まれてこそ完全なんだ。
ユガミをさ、ユガミと見せない形。
歪みを美と魅せる形。
歪みもあって完成されているということ。
uzmetさん。そーなってる?
あなたの今作ってるものは、ちゃんとそーなってる?
自然、自ら然(しかり)となっていく、そんなふうになってる?
その作品は生きてるのかな?
大丈夫?
頑張ってね!



ミッフィーはオランダで生まれて、
世界中で多くの人々に受け入れられたキャラクターでもあります。

絵本としても一級品。
キャラクター、商品としても一級品。
デザインの観点から見ても一級品。
自己表現をどこまで突き詰められるか?
といった領域にある「アート=美術、芸術」の観点から見ても一級品。

そんなものって、世界にどれだけあるのでしょうか?

ネズミーランドやチビ猫さんなど、キャラクターとして一級品のモノは沢山あると思います。
四次元ポケット猫だって、あのアニメだって、あの漫画だって。。
でも、ミッフィーは立っているステージが違うように思っています。
これを生み出した人は、きっと、そんな次元で生きていた人ではないかと、そう思うのです。
ミッフィーは、いつも僕に、そんな生みの親の話を聞かせてくれるのです。



つい先日。2月16日。
ミッフィーの生みの親、作者のディック・ブルーナ(Dick Bruna)さんがこの世を去りました。
89歳だったそうです。



お会いする夢は叶わなかったのですが、
これまでも、これからも、そばにミッフィーがいる限り、彼の絵や本がある限り、
僕は毎日ブルーナさんの教えを受けていくのだと思います。

ブルーナさん。

ミッフィーは傑作中の傑作です。

少なくとも、僕1人だけでも、そう思っています。

宝物をありがとうございます。

心から感謝をしています。

どうか、少しユックリと、お休みください。



生まれたてのミッフィー。最初はこんな感じだったのですね(^^)
そして......以前も載せましたが、ミッフィーの絵本達の中でもひときわ大好きな1ページ。



抽象画の巨匠、「ピエト・モンドリアン」の絵の前でたたずむミッフィー。
少しだけ首を傾けて、何か、考えています。
ブルーナさんはピカソやレンブラント、マティスにも強く影響を受けたと語っていましたが、
ミッフィーに関しては、モンドリアンとの並びがとても合うように思えます(^^)
どちらの絵も、抽象化を推し進めたシンプルさの中に魂を込めた作品。
相反する要素を高次なところでまとめ上げている作品。
そんな二つが一緒に描かれている貴重な1ページ。
ミッフィーがアートの魂も持っていることを表している絵のように、僕には思えているのです。
いいね!

朝ラー

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ハイハイハイー。。

みんな席に着いてねー。

授業始めるよぉぉーーー(。・o・。)ノ

おしゃべりはやめてねー。

はいぃ!

そこ!

ケンタッキー君!

モス子ちゃんも!

おしゃべりやめてねー。

いくよー。

始めるよー。

じゅぎょーだよー。よろしくぅー。

今日はですね、
「寒い地域の社会学」
ですねー。よろしくねー。

ではテキストの38ページを開いて下さーい......
ページのタイトルは、

「寒い日の朝はラーメンが食べたい!」

ですねー。。。

ハイ!
ソコ!

モス子ちゃん!

これに関してどー思う!?

んん?

留学生のマッ君は?どう?
フロリダでは分からない感覚ですよね?そーですよね?
えーーーーっと、
答えはですねぇ......

「イエス!in 青森!」

ですね。ええ。ええ。
雪に覆われた、真っ白い冬の青森市にいるとですね、どーもね。
五臓六腑に染み渡るラーメンが美味しいのですよ。
それでですね、青森市には沢山の美味しいラーメン屋さんがあってですね、
有りすぎて有りすぎて、しまいには、

「朝食もラーメン食わせましょーかね!」

なんて事になってですね。

「朝ラーメン」

略して

「朝ラー」

なるモノが生まれたというわけですね。ええ。ええ。
とてもチャーミングですね。
ん?どう?マッ君?どう思います?

それでですね、
豊かな漁港や田畑を持つ青森県ではですね、
ラーメンスープの出汁となる食材もたっぷりとあってですね、
それで、胃に優しい魚介系ダシの美味しいスープなどもたーっくさん作れるのです。
一部「津軽ラーメン」なんて呼ばれていたりもしてですね。
なので、それがまた「朝ラー」企画ともとても良いマッチングだったというわけです。ええ。
必然、というわけですね。ええ。
ソコへ来て青森の冬は寒くて長いですから。
朝から暖かいラーメンを食べるというのもこれまたケッコウハマッタ、というわけですね。

ココまではイイですかぁーーー!?

皆さぁーん?

大丈夫です?ついてきてます?

今日はハーバード大学の入試問題レベルの難しいお話しですからね。ええ。ええ。
わからなくなったらいつでも手を上げて質問してくださいねー(^^)
都合のいいことだけ答えますのでー。

さて、その朝ラー。
実際の写真を見てみましょうか。ええ。
コチラ。青森駅前の「長尾」さん。





コチラの「朝ラー」はですね、ちょっとしびれることに、なんと!
朝からご飯がよそりホーダイ!



いいですねぇ。スゴイですねぇ。ええ。ええ。
やっぱりこうでないとお腹をすかした若者達は納得しませんから。ええ。ええ。
青森山田高校の強さの秘密がここにあるかもしれませんね。(^^)b
ご飯をヨソル楽しみはナニモノにも代えがたいですし。ええ。
そしてですね、今日、先生の授業で更に知ってもらいたいことがですね、これ!
なんと!朝ラーに......



納豆!(。゚ω゚)/
スゴイでしょ!
どう?モス子ちゃん?魅惑的でしょ!?
どーやって食べるかというとですね、
基本は勿論、自由なのですが、先生としてはこんな感じで......
先ずはしっかりと混ぜ混ぜして。納豆の粘り気を引き出してですね......
かけちゃう!ご飯に!(d ̄▽ ̄)



ええ。ええ。
そしたら......お次は......
おもむろに食べ終わった後のラーメンのスープをですね......



かけちゃう!
ご飯に!(●´∀`)b 
ショーゲキで。ええ。ええ。



出来上がり!
レンゲで食べるというのが、コリがまた、ナカナカ。ええ。ええ。

後はですね、青森市にはもう一つマークしたいラーメンがあるのですねー。いいですかー。
ソレが、今や全国区の知名度を誇るというこの......
味噌カレー牛乳ラーメン!バター乗せ!!



お店の名前は、青森なのに「味の札幌 大西」さん!



このラーメンの生みの親さんなのですね。コチラが。
味はそのまんま!名前の通り!牛乳にカレーに味噌にバター味!
一瞬ヒイてしまうネーミングも食べてみれば一口でご納得!という味でですね。
みなさんも食べたいですか?どうですか?

はい!?
ナニ?ロッテリ君。
味濃すぎじゃね!?って?

うん。うん。。

せーかい!

ごめいとー!(^^)

しかし、その味の濃さがこそが冬の青森でキューンとしちゃうのですね。心身が。ええ。
寒いところでは味は自然と濃くなるってなものなのです。ええ。ええ。

それでは!最後に!
社会学ですから。
ちゃんとデータもですね、しっかり皆で把握しておきましょう。

いいですか!ココ!

ココですね!

テストに出ますよーーーー。。

なぁーーーんちゃって!出ないかもよぉぉーー(^^)b

では、そのデータいきますねー。
ページはちょっと飛んで......78ページです。いいですかー......

全て都道府県別のデータですね。ええ。ええ。
先ずは、と......
平均寿命!
都道府県別で一番長寿なのは......沖縄県!
流石!ですね。ええ。ええ。
そしてココがポイントですね。ええ。最下位です。最下位。
平均寿命のワーストワン!
人が一番早く死んじゃうの!という県ですが......


青森県!


ですね。はい。はい。イイですか。
ここテストに出ますから。ええ。
続いて!
カップラーメンの消費量全国一位の県は......


青森県!


そして、喫煙率の第1位!


青森県!


飲酒習慣者率、第1位!


青森県!


食塩消費量第一位!


青森県!


あとは、「ガン死亡率」ですね。ええ。
そのワーストワン!の都道府県は.....


青森県!


次!
一人あたりの平均運動時間!ワーストワン!は!


青森県!


どうですか?皆さん。
どれも毎年青森が一位というわけではありませんが、だいたいトップクラスには入りますね。
なんとなく、わかりましたか?
美味しいラーメンと寒さと雪と豊かな食材との関係。
コレが社会学です。ちゃんとソレゾレで考えてくださいね。

ここ!

テストに出ますよぉぉー―(*`・ω・´*)ゝ

ハーバードですよー。

それでは、
今日はココまでですが、次回は......えええ~~~っと、
コレですね。これ。56ページ。

「安かろー悪かろーの社会学」

イイですかー。
予習は忘れないようにしてくださいね。

では!

今日はココまで。

この後は......給食?
そうですか。お昼ですね。そだね。そだ。そだ。
じゃぁ、みんなで!
食べすぎないでねぇー。
午後の授業寝ちゃうからねー(^^)



先日お仕事で訪れた青森県、青森市。
綺麗な街のど真ん中にある「善知鳥神社(うとうじんじゃ)」さん。
ここは何を隠そう、あの松尾芭蕉が憧れた、「奥の細道」の終着点。
芭蕉は生涯、この地を夢見ましたが、辿り着くことは叶いませんでした。
境内入り口にはその「奥州街道終点記念の碑」があります。





祭神は宗像三女神さん。日本屈指の漁港の街の神様らしく、航海の女神さま達(^^)
社殿はピンク。



境内には綺麗な湧水池や川、弁天社も。





「善を知る鳥」と書いて「うとう」。
島の祠で祝詞とお酒を振る舞うと......突然、目前に舞い降りて来たポッポーズがピタリ!三羽!
欄干の上で上から三女神を見守っているのは当然!お父上のスサノオさん(^^)流石っす。
4羽揃って、境内を出るまでずーっとスグ側にいてくれました。
何度も頭に止まろうと試みて来たのは絶対!
タゴリひめさんのハズです。ええ。ええ。間違いなく(; ̄ー ̄A アセアセ......



青森というのは本当に豊かな地なのだなぁ......と、思います(^^)
いいね!

(//∇//) ポッ♡

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「タクシードライバー(TAXI DRIVER)」
僕が名優「ロバート・デニーロ=Robert De Niro」さんを最初に知った映画です。
この作品に胸を打たれた僕は、見終わった後すぐ、上の写真と同じポスターを購入。
そのポスターはホンノつい最近まで、ずーーーっと、20年以上もの長きに渡り、
自分の部屋の片隅に飾られていました。今現在は実家の部屋に飾られています。

そして、この映画ではもう一人、僕が強力なインプットを受けた人と出会えまして。
それが監督の「マーティン・スコセッシ=Martin Scorsese」さん。
以降、この方の映画は漁るように全て見させていただいております。
僕の大好きな監督さんの一人(^^)
そんな大好きな監督さんの最新作が先日から公開されていました。
タイトルは「Silence」。日本語では「沈黙 —サイレンス—」と表記されていました。



原作は言わずと知れた遠藤周作さんの名作小説「沈黙」。



江戸時代のキリシタン弾圧の実態と、
その最中に日本に渡ってきた従順で孤高なるキリスト教宣教師達の過酷な物語。

「壮絶」

そんな話を、とにかくまっすぐに見つめ、描いてみよう......という様なところも
「タクシードライバー」の頃から変わらないマーティン・スコセッシさん「らしさ」を
感じさせる作品でした。
見終わった後は、満員の大きな劇場が完全に静まり返っていて。
皆、それぞれ何かを深く考え込んでいるような空気に包まれていました。

今、見たこの映画を、この物語を、自分はどう捉えたらよいのか?
どう考えたらよいのか?
いや、そんなこと考えなくてもいいものなのか?

そんな気配が空間を支配し、
それはタイトルの通り「沈黙」となって劇場を漂っていました。
こんなふうに誰一人、エンディングロールが終わるまで席を立たない、立てない、
というような映画は......本当に久しく見ていませんでした。
本当に久しぶりに、そんな、どこか心が打ちひしがれてしまう映画でした。



「踏み絵は形だけだ。踏み方も自由で良い。
そっと触るだけでも良いのだ。それで自由の身だ......」



九州、筑後守の通訳の役で出ていた浅野忠信さんが言っていたセリフ。
見ていて息がつまったこの言葉は、まるでこの国の「何か」を表しているような、
僕らの心の中に潜む何かを表しているような、そんなセリフにも思えました。
遠藤さんの原作に書かれていた名文も鮮明に思い出されました......



「人間がこんなに哀しいのに主よ、海があまりにも碧いのです」



スコセッシさんが今回描いていくれたのは、
もしかしたらこの文章そのものなのかもしれない......と。
ちょっと哀しく、切なく、やり切れなく。

そんなこんなで今年の2月は、他にもとても良い映画が多かったように思います。
特にこれ。「ザ・コンサルタント」。原題は「THE ACCOUNTANT」



「予想外」に良かったのです。ベン・アフレックさん。当たり役か!?
シリーズ化とかあるのかな?気になる終わり方でしたが。僕的には意外なヒット。
それとこれ。「ドクター・ストレンジ」。原題は「Doctor Strange」



マーベル(Marvel)作品の常ですが、やっぱりハリウッドのCGや3D技術の高さをイヤ!
と言うほど見せつけられました。落ち込んじゃうのです。。なぜか。。
日本は......もう追いつけないかもしれません......
なんて思えてしまう様な最新技術映像とソレを映えさせるカット割りや編集技術も、
画面酔いギリギリの寸止めポイントを完璧に見極めているような感じ。
なんだか絶望的に全てがすごいっす。「This is Hollywood」なんだろうなー。。

それと、最後に......こいつも良かったです。忘備録的に記しておきますが......
「マグニフィセント7」原題は「The Magnificent Seven」



黒澤明監督の名作「7人の侍」をハリウッド西部劇に置き換えたヒット作「荒野の七人」
その「荒野の七人」をさらに現代にリメイクしたという作品。
だからなのか、どことなく日本的な精神性も香る作品でした。
作品が良ければ良いほど黒澤監督の偉大さも改めて強く感じ直させられもして。
ちょっと胸が熱くなりました。個人的にはヒロインの女優さん
「ヘイリー・カタリナ・ベネット=Haley Katharina Bennett」さんがメタクタ良い感じで......

(//∇//) ポッ♡

映画ってよいものですのぉぉ......(//∇//) ポッ♡





この記事はハワイのホテルで波の音を聞きながら書いているのです。
とてもボケボケしてるのです......(//∇//) ポッ♡



カウアイ島(Kauai)、ポイプビーチ(Poipe Beach)でお昼寝中のアザラシさん。
この島もなんだか良いですのぉ......(//∇//) ポッ♡
下の写真は、そのカウアイ島の中でも最も秘境感のある、美しきケ・エ・ビーチ(Ke'e Beach)





僕がこんなにポンチキなのに、主よ、海があまりにも碧いのです......(//∇//) ポッ♡
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ハワイ島徒然

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「————偶然にも来月、ハワイ島に行きます!
初めて行くのですが、マウナラニベイに4泊します。
来週から行くのに、まだ何も決めていなくて。。。
お友達のリクエストはマウナケアの星空と、キラウェアの溶岩のみなんです。
これから計画をするので、uzmetさんのブログで予習して、
できれば国武さんに行けたらいいなぁと、思っております————」



......という様なメールをブログ読者の「hiroさん♀」から頂きまして。
ちょーどこれからカウアイ島に向かおうかという時に。ええ。ええ。
危うくハワイ島に変更!なんてナリかけたのでやんすけど。。
でわでわ、せっかくなのでハワイ島の「大好きポイント」の話をば、少しだけ(^^)
「少しだけ」と記すのは、僕が愛してやまないハワイ島というのは少々大きく、
見所もあまりに多くて深いので、こんなブログ一回ではトテモ記しきれないのでございます。
神様にココで書くことは硬く止められている正真正銘の聖地!なんて場所もありますし。
ですので、今回はハワイ島の徒然記事、「基本編」ということで。
hiroさんには何卒!そこわわ!という感じで。
末尾にはこれまでチロチロと触れてきたハワイ島関連の記事を纏めてもおきます。
なにとぞ(^^)ええ。ええ。



先ずは.....フムフム......と。
キラウエア巡りとマウナケア山頂でのサンライズ&サンセットなどは
ツアーガイドさんにお任せで良いでやんすね(^^)ええ。ええ。
マウナケアにはきっと「スターガイド」なんていう
星空の解説をしてくれる人がついてくれるでやんすから。きっと楽しいでやんす。
ちなみにマウナケアのツアー会社さんでは断然、この会社さんがオススメです。
太公望=Taikobo」さん。
ここのボスはハワイ島の神様に愛されている素晴らしき神人さんです。ええ。間違いなし。

そして、お泊まりの場所によっては話したい場所も変わるので......
えーっと......マウナラニ......ですか。
ということはリゾートタウン、ワイコロア(Waikoroa)のちょっと上(北)ぐらいっすね。
とても良いとこっすぅ(*´∀`)
この地にお泊まりの場合、先ず押さえたいのはすぐ近くにある、そのワイコロアの
「クイーンズ・マーケット・プレイス=Queen's Market Place」でしょうか。
ココには食品や日用品のスーパーも、
お土産屋さんもレストランもカフェもファストフードも服屋さんも全てあるので、
お泊まり中、何か困ったことがあっったらココに行けば大抵は解決!でやんす(^ν^)
とてもおおらかで新しい観光タウンなのです。フラのステージなんかもあります。





でもって、ハワイ島ではレンタカーが基本で、便利なんですけど、
朝「もし」晴れそうだったら、日の出の一時間ほど前。まだ薄暗い時間にホテルを抜け出し、
ホテルエリアを出たすぐ前の国道19号線を少しだけ北上。
270号線と交わるT字路の手前あたりにおもむろに車を止めるのでやんす。
この辺りは右手にハワイ諸島最高峰、
標高4205メートルの霊峰マウナ・ケア(Mauna Kea)と、
4169メートルのマウナ・ロア(Mauna Loa)の双方を望めて、
左手には太平洋の大海原を雄大に見降ろせる!なんていう場所なのです。
この地に夜明け直前に佇んでいると......夜の闇から徐々に明るくなって行く薄青白の空が、
やがてマウナケアとロアを大きく、優しく包んで行き、その山の背後からだんだんと、
少しずつオレンジ色をした太陽の気配が眩い光線となって現れてきます。
すると......



標高4000メートル級の山の陰が大空に映るのでやんすぅぅぅぅぅーーーーっ!(*´∇`*)/

キャァー!キャァー!

ホーホケキョー!

ありがたいのでやんすぅぅーー♪ヽ(´▽`)ノ



もし、この風景が見れましたら、きっと、しばし、時を失うことこの上無しなのです。
マウナケアの頂上にはツアーで行くとは思いますが、頂上では地上に影が見える時があります。
でも下から見る4000メートル級の山の影というのは、
頂上では味わえない背筋ゾクゾクの風景なのでやんす。感涙の風景なのです。ええ。ええ。

この朝イチの風景を見てからまたホテルに戻って朝食を......
なんてことも十分可能な距離でやんす。そして、この場所からもほど近く、
西岸北方のホテルから行きやすいマストポイントと言えば!断然!ココ!
「ワイピオ渓谷=Waipio Valley」



間違いなし!聖地も聖地。完璧!絶賛!涙こぼるる!
体も軽くなって浮きに浮いちゃう!よーな、ハワイ島でも屈指の癒やしポイント。
スゲーっす。必見!す。イルカの神様もいるっす!?



ハワイ諸島では基本的に北東方向から貿易風が吹いてきます。
なので、天候は全てこの風の向きや、地形によって左右されてしまうのですが、
このワイピオ渓谷のあるところはまさにその北東のピーク。
ここから風がハワイ島に乗り込んでくるのです。
なので、ちょっと雲が多い、雨も多い場所ともなってしまうのでやんす。
今は雨季ですし、特に午前中、早い時間はうっすらと曇ってたり、
雨だったりすることも多いので、
10時から12時ぐらいの間に訪れるのが一番珠玉の時間帯でしょうか。
とにかく、もしココで晴れていたら、泣けちゃいます。ええ。
「カミサマぁぁ......アチキ負けないよぉぉ......(T . T)ぶぇ」
なんていう感じです。

ワイピオ渓谷へ行く途中、もしくは帰り道。ちょいと一休みで寄りたいのが
ホノカア(Honokaa)という町の外れにあるテックス・ドライブ・イン(TEX drive in)



このお店のマラサダ(MALASADA)はハワイ島の定番中の定番。
美味しい本場のコナ・コーヒーと一緒に「ホッ」と、一息つけるお店です(^^)



それでもって午後のひと時は、ホテルのすぐ近く「ハプナビーチ=Hapuna Beach」が最高っす。
全米屈指のリゾートビーチ。毎年のアンケートでも必ずトップ3に入るようなビーチ。
ココでユターリと過ごすのでやんす。
このビーチの雄大さはナニモノにも変えがたいでやんす。360°で撮影したくなるイメージ。
雄大という言葉の意味がよくわかるのでやんす。
ハワイ島は新しい島で、まだまだ火山が噴火し続けている島なので、
黒い岩場のビーチが多いのですが、その中で、
ココは真っ白いサラサラなリゾート系の砂が味わえる貴重なビーチです。
素晴らしいっす。大好きっす。





その後、ホテルに戻るもよし、先ほどのワイコロアで過ごすのも良し、なのですが、
お土産や夕ご飯とかどーかなー!?という時は、ビーチを早めに出て、
ハワイ島一番のニギニギタウン「カイルア・コナ=Kailua Kona」などに行くと、
夕方から夜まで楽しく過ごせると思います。

カイルアコナで「個人的に」大好きなお店はここ。
「THE FiSH HOPPER=フィッシュ・ホッパー」さん。
キングカメハメハホテルやカントリーサムライコーヒー店の直ぐ側に有ります。





海に面していて、とてもカジュアルで居心地のいいレストラン。綺麗な夕陽も眺められます。
なので夕方ぐらいはつもとても混みますが、シーフード料理はもちろん、
ステーキにパスタに、と、何を頼んでも安定の美味しさ。夜にはバーとしても良い感じ。
僕さんは、ハワイ島にいる時はほぼ毎日?というぐらい、ここでご飯食べてたりします。
とてもお気に入りなのです(^ν^)



このクラムチャウダーはハワイ島で賞を取ったこともあるらしく、
ステーキ!はとても美味しいです。



あと、地元の友人に教えてもらったお店、
KONA INN RESTAURAT(コナ・イン・レストラン)さん。コナの街の真ん中辺りにある
コナ・イン・ショッピング・ビレッジ(Kona Inn Shopping Village)の中にあります。





ここのカラマリ・ストリップス(Calamari Strips)は二種類のディップで、
どちらの味もすこぶるご機嫌す(^ν^)
海際のテーブルを無理やりゲットして、ビールと一緒に楽しむのがサイコーっす。



......そんな感じで、やっぱり、記し出すとキリがないので、一旦はこの辺で。
とにかく、島ではレンタカーが楽チンでやんす。
機動性の確保が広いハワイ島を楽しむ秘訣でやんす。
タクシーレンタル等もあるかもしれませんが、お金もケッコーかかちゃうと思います。
オアフ島の様にバスやらタクシーやらがバンバン走っている都会的な島ではないのでやんす。
全てにおいてちょー原初的な島。
島というのはこういう風に出来ていくんだ.....へぇぇ......なんて場所でやんすから、
先ずは自力で回れる力を確保する方がお金も安く済むのでやんすね。
しかし、もちろん、無理なくで。全てタダの僕の個人的好みですから。(^ν^)
hiroさんスタイル&ペースで楽しく過ごしていただければと。

hiroさんと言えば!?そーいえば、
ホテルの反対側、島の東岸にはhiroさんと同じ名前の「ヒロ=Hiro」という、
ハワイ島で一番の人口と美しい街並みを誇る街もあります。





ちなみに、そのHiroの街のマニアックな大好きポイントとしては、
街の中心にある出島の端っこ。
そこに、こんな、風情ある石造り風の塔があります。





ココは写真にも写ってるように、地元のチビっ子達の良き遊び場となっているのですが、
そんなちびっ子達と一緒に塔の上に立つと、こんな小さな岩の島が目に入ります。



この小さな岩場。海の真ん中にありつつも幾本かの木が立っています。
分かる人にはすぐに分かると思いますが、ココ。神様降りちゃいます。ええ。
女神さんです(^ν^)
ここには日本の神様も時折来ている様なのですが、やっぱり女神様で、
だいたいは宗像三女神の皆様。特に、タゴリヒメ......さんとか。

ハワイ島やヒロの街は日本との縁がとても深い街なのですが、
そのことの秘密、秘訣も、ここにあるように思えるのでやんす。
そんなことを示す様に!?出島の向かい側、ハワイ王国、8代目!、最後の王、
「リリウオカラニ=Lili‘uokalani」女王さんの庭園にはなんと、鳥居!や狛犬!







などもあるのですが、そんな鳥居の先に位置する場所が石造りの塔でもあって、
心も和むスポットなのでございます。
ヒロの街は島の西岸からは最も遠いところにもなりますので、
もし行くなら丸1日見ないとチョイとバタバタになるとは思います。念のため。

その他、コーヒー系を中心とした諸々の与太話は以下のリンクに纏めておきます。
リンク含めて本当に個人的で基本的なスポット話となりますが、
もし気になったところがあれば、hiroさんの旅路に加えてみてください。ポンポン。

でわわ!そんなこんなで、お気をつけて!行ってらっさい!

hiroさん達が豊かで、やすらぐ時間を過ごせますよーにー(^ν^)



【ハワイ島、過去記事リンクス】
・「PEABERRY」→→→グリーンウェル・コーヒーと農園。
・「ほっ...(´。` ) =3」→→→ドトール農園とUCC農園。
・「2016」→→→コナ・マウンテン・コーヒーのショップ。
・「ホナウナウ」→→→プウホヌア・オ・ホナウナウとコナ・ヒルズ・コーヒー。
・「(T . T)ぶぇぇ」→→→カウ・コーヒー・ミルと農園。
・「縄 -なわ-」→→→マウナ・ロア。
・「余所行き」→→→ブッダ・コーヒー。
・「スターフルーツと珈琲」「」→→→国武さんとカントリー・サムライ・コーヒー。ショップ。
・「せんせーい!」→→→アイカネ・コーヒー。
・「右ですか?左ですか?」→→→ロイヤル・コナ・コーヒー
・「らぶりーっヽ( ´ ∇ ` )ノ」→→→アリアナ・ファームズ・コーヒー。
・「まわし者か!?」→→→シオノ・プレミアム・コナ・コーヒー。
・「どーなつ」→→→コナ・ヒルズ・コーヒー。
・「雨の森」→→→コナ・レインフォレスト・コーヒー。
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金地螺鈿毛抜形太刀

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今週の日曜までやっているようなのですが、1月から東京、上野公園の国立博物館で
「春日大社 千年の至宝」という特別展が開かれていました。
なんでも、大社では昨年「式年造替(しきねんぞうたい)」と呼ばれる
20年に一度の社殿の建て替えや修繕が行われ、
それがちょうど60回目という節目だったようで。それを記念しての展覧会の様でした。

春日大社といえば、平安の昔より天下を治めた「藤原氏」の氏神を祀る本拠。
現在の茨城県、鹿島神宮から奈良県に、
鹿さん達と共に「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」を遷座させ、
造営された巨大な神社。その所有物は国宝や重要文化財級のものばかり。
数も沢山すぎてよーわからん......
鹿さんに至っては広大な奈良公園の主となってカッポカッポでせんべいガッポガッポで......
ってなくらい、往年の藤原氏の栄華の「モノ凄さ」はちょっと圧倒的で。
圧倒的すぎて......ヒドくね!?って思っちゃうぐらい、スゴイ。

ということで、上野にオフィスを持つマーケッターのJさんと共に、
年明け早々に市場調査!ってな言い訳でもって見に行ったのですが......
博物館前でイキナリの歓迎!?太陽さんと虹色彩雲攻撃が。。。





「やぱーり、アットー的でんな。Jさん......( ̄ー ̄)」

「相変わらずアホウ的ですね。uzmetさん......( ˙-˙ )」

でもって、僕らのお目当はコチラ。
「金地螺鈿毛抜形太刀(きんじ らでん けぬきがた たち) 」勿論!国宝!







撮影禁止だったので、写真はネットから拝借。。お許しを。
雀さんやら猫さんやらまで、細々と描き込まれています。
最早、黄金の芸術品。刀というより祭祀の道具。



僕らが展覧会スタート早々に駆け込んだのには訳があって、この宝物だけは特別過ぎて、
「長いこと貸さないよーーーん( ̄^ ̄)」
ってなことで!? 2月半ばにはもう見れなくなっちゃうのだと。なので早々に、と。
当然、他の宝物さん達も凄いことこの上なし!なのですが、僕ら的には実は、以前、
グウの音も出ないほど圧倒された印象深き展覧会、
「大神社展」なるものでその殆どを見ていたので、今回はとにかく、
その時も貸し出されなかったこの国宝中の国宝!「黄金の太刀」が見たかった、という訳です。



まぁ、ですね。

感嘆でちた。



息が止まって、鼻水が出ちゃうくらい、圧倒的な「美」と「凄み」でございました。
「大神社展」の時に見た石上神宮(いそのかみじんぐう)の「七支刀(しちしとう)」同様、
この太刀は、もはや、人のものではないですな。ええ。ええ。
なのでお土産も、会場で見つけたこんなミニチュアレプリカキーホルダーさんをば。
ええ。ええ。



デワデワーーー( ´ ▽ ` )ノ......っと、ここで終わると「雲完」っぽくない?かもしれないので。
最後に少しだけ「太刀(たち)と神様のお話」をば。



一般に「刀剣(とうけん)」と言われるものは、
大きくは3つぐらいに大別して話すことが出来ます。

①剣(つるぎ)
②太刀(たち)
③刀(かたな)=打刀(うちがたな)

上から順に古いイメージです。
剣は両刃。斬る!というより、突き刺すイメージも強く持てるもの。
西洋的でもあり、フェンシングのソードなどもこの方向のモノ。

太刀は片刃で、背に「反り(そり)が付いているものです。
円運動を意識して付加されたシナリは「馬上」からも抜きやすく、使いやすく。
長さもやや長め。
切刀面が浅く薄くも取れるので取り回しもよく、機能的。引く動作もしやすい。

刀は、地上戦用に背のシナリを取ったもの。直刀的な形。所謂、日本刀もこれ。
正式には打刀(うちがたな)と呼ばれます。
江戸に至るまで広く使われた武士の刀でもあり、対面を意識しているので短め。
しなりを戻した直線的な背は刃に力が伝わりやすく、まさに「打ち込み」やすい。
絶妙に残したカーブは突き刺すという型も取りやすい。

今回僕さん達がジーーっと見に行ったのは、勿論、この内で言えば②番。太刀。
太刀の展示の仕方は刃を下向きにします。
それは、本来的にも、携行する際は刃を下向きにして、
紐や器具を使い腰に吊るして持つものだったので。
逆に、刀の場合は刃を上向きにします。
そうやって武士さん達はもっていたからですね。ええ。ええ。



で、です。

神様は、って言うと、

本来、こんな危ないものなんて使いません。

必要ないし。

しかし、力を「現す」のに、宿ったりするのに、必要だったりします。

それは、正す、判断する、と言うことの象徴として。力の象徴として。

真実を貫く、刺す!ということの意も含めて使われたりもします。

決して、人を殺める、斬る、と言うことではなく。

するってーと......

この中では断然①番の「剣(つるぎ)」なわけです。

ズバッとジャッジし、天地に突き刺し、貫いちゃうわけです。

なので、太刀や刀には神様は宿りません。

宿ってる〜♡なんて思うときは......

コワーイものかもよぉぉぉー( ̄+ー ̄)

しかし勿論、そこにはちゃんと存在の意味もあって。

人霊や生霊、ちょっと怖いものものを斬る!退治する!
って時は、太刀や刀でございます。

その方が切りやすい。力を及ぼしやすい。

何故って、人を斬るために進化したモノですから。

コワイですね〜〜(*´ω`*)

ポンポコですね〜〜(*´ω`*)



さてさて、
ちょっと嫌な気配を斬りたいときは、なので太刀や刀をイメージしてください。
霊とかレイとかオバケとか。ナンマンダブ〜とか。
剣ではダメです。

神様に何かの思いを捧げようと思うとき。
太刀や刀をイメージしてはいけません。
剣でございます。

大地から、真っ直ぐ、天へ向けて両刃が立っている剣です。
地に刃を突き刺している剣でもなく。人を斬るための剣でもなく。
何かを正すための剣。
それをイメージするのです。

なので我が家の神棚にある出雲の剣さんは、真っ直ぐで。
九州の某神社で神職の友から頂いた有難き砂にビシッ!と突き立っていまする。。



よく正されちゃうのですね〜〜(T . T)

いつもキビチーのですね〜〜(T . T)ぶぇ



興味深き刀剣の世界。過去に記したこの辺りのお話も以下にまとめておきます。

もののべ 2
剣(つるぎ)
名刀



そして、本日。3月11日という日に対しての思いも、ここに置いておきます。

国破れて山河あり
ポプラさんと桜さん
少しでも
1月17日
パン
強く強く
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カウアイ珈琲

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プロフィール含め、これまでもケッコウ記してきた僕さんの「コナ珈琲」愛。
自宅で本を読んだり、ウェブやビデオを見たりしながらユックリと飲む
大好きなコーヒーというのはなんだか宝物のような感覚で。

そんな時間というのは、僕にとっては学生の頃から今に至るまでとても大切な時間であって。
自宅で過ごす時間では一番好きなひと時でもあって。いつも
「ホッ......」
と心、癒される時間でもあります。

キッチンに立って、大好きな豆の入っているパッケージを開けて。
その瞬間から部屋に広がる香ばしいコーヒーの香り。
必要な分だけをスプーンで取り出し、ミルに入れ、
時々の好きなテイストとなる様に粉の荒さをイメージして。
そうして豆を挽き出すと、その香りは更に大きく膨らんで。
それはコーヒーの匂いなのだけれど、どこか海や風の匂いもイメージできて。
それこそが味とともにコナコーヒーのとても好きなところだったりもして。
そんな香りをクンクンと楽しみながら、美味しいお水でお湯を沸かし、
ポテポテとユックリと、丁寧に、そのお湯を落とし淹れるコーヒーの時間。
ソレは、なんだかとても贅沢なのです。

リセットの時間。

至福の時。

そんな感じ。

そんなコナ・コーヒーさんのことは、
「ハワイ島徒然」という記事の末尾にもちょっと纏めていましたが、
時折、フト興味をそそられた違うコーヒーになっていたりもします。
つい最近まで飲んでいたものも、昨年末に記していた、
バリ島で買った「WILD KOPI LUWAK(ワイルド・コピ・ルアク)」の
「AUTHENTIC(オーセンティック)」という豆となっていたのですが、

それもしっかりと飲み終わり、今週からはまたハワイの豆に戻りました。
今回新たに卸したのは、同じハワイの豆でもハワイ島のコナではなく、カウアイ島の豆。

とても貴重な豆さんなのです(^^)

そろそろコナ・コーヒに戻りたいなぁ......という時に、またまた寄り道をしてしまいましたが、
今回も農園に行って、じっくりと試飲して選んだ豆さんなので、
その味に関しては既に大納得のセルフご満悦♪
パッケージを開けるのがとても楽しみで楽しみで。





「カウアイ・コーヒー・カンパニー」の経営するコロア農園さん。
カウアイ島で一番のコーヒー農園......と聞いていたのですが、行ってみると、なんと、
全米ナンバーワン!の大きさと収穫量を誇る農園なんだそうです。
ここ以上に大きな農園はコナにもマウイにも、アメリカのどこにもないそうで。
コーヒーの木が広がる農園は広大で中に入っても端が見えません。



コナコーヒーと違って山肌の急斜面でなく、なだらかで平らな土地にある農場。
山の中腹でないので海も間近。農園の写真をお借りするとこんな感じ。



これだけの大規模農園で、しかも平地にあるわけですから、
コナと違って機械化が進んでるようで。「手摘み」というわけではない様です。
それでなのか、コナよりはちょっと商業的な空気感も強くあります。
ビジターズ・ハウスにはカフェもあって。



それでもってこの農場の先の山、カウアイ島の中心にある「ワイアレアレ山」というのは
「地球上で最も雨が降る」場所なのだそうです。
記録では350日雨が降り続いた年もあったそうで。山上は一年中霧、雲に覆われている感じ。
なるほど......雨量もコナとは全く違うわけでやんすね。
ちなみに此方が幸いにして綺麗に見ることができたワイアレアレ山。
スコールで濁った川の先、写真中央にそびえる峰々のある山です(^^)



ハナレイ・ビーチから見える山。



なんか、左の峰に、神様いるっす(@ 。@)ooo-ui!
山頂から山一つ、全部滝に!なってるし。。



とかナントカつぶやきつつ、試飲コーナーで色々な豆やローストを飲み比べてみると......



フーーム。。
やっぱりコナとは全然違う。カウマウイとも違う。
なるほどー。。なんだか流石に雨の多い地。
「水」の様なスムースさ。どこにも引っかからない。
ハワイのコーヒ特有の香りの高さと癖のなさと軽やかさは全く同じだけど、
コナと比べると香りの中にちょっと風は感じない。

でもその飲みやすさと喉越しの柔らかさは突出してる感じ。

サラサラの水の様なコーヒー。

決して薄いとか、味気ない、とか、そういうことでなく。

スムースさという点ではハワイのコーヒーの中では突出しているかもしれません。

もちろん!嫌いでない!(o゜◇゜)ノ

おいちー!

お買い上げー!(*´ー`)

とてもスムースなのでローストは断然ディープ・ローストがバッチリな感じ。個人的には。
中でも......この「エステート・リザーブ=Estate Reserve」の
「ロースト・マスターズ・チョイス=Roast Master's Choice」と、
「カウアイ・サンライズ=Kauai Sunrise」が、
とてもカウアイコーヒーの特徴が出ている感じがしましたの、で......
お友達の分もおくんなさいましーっ!(^^)オホホホーッ♪



今回開けたのは「ロースト・マスターズ・チョイス」ですのよーっ♪



癒されちゃうどー!(●´∀`)オホホホーッ♪
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Gut Feeling

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日本語の「直感」を英語で言うと「gut feeling=ガット・フィーリング」

「gut」は腸。「feeling」は感覚。

英語では「直感とは腸で感じる感覚のことだ」と。そう言っているわけなのです。

直感とは言わば「腸感覚」だと。いや、超感覚じゃ!......とか、なんとか。

第六感とか、虫の知らせとか、なんとか。

「腑に落ちる」なんてこともそんなことなのでしょうか。



日本語には文字一つ一つに意味を持つ漢字が入り込んでいます。
これを「表意文字」というのですが、一方で、
英語やアルファベット系の言葉というのは一つ一つの文字に意味などありません。
全て記号的なものであり、音を表すものであり、
意味はその組み合わせでもって作られていきます。
なので「表音文字」と言われるのですが、そんな特徴があるゆえに、
英語というのは基本的にとても説明的なわかりやすさを持っていたりします。
日本語は逆に、リスクとして、
「文字を見ればわかるでしょ?」
的な、相互理解前提の上で初めて成り立つ様な難解さが生まれてしまったりもしています。



時折、英語の方が物事の本質や真実を表している、突いている、ということがあるワケです。



お馴染みのミミズさん。
この星で最も原初的な生き物の一つです。
その体は、見ればわかる様にそのほとんど全てが「腸」で出来ています。
腸そのものがミミズさんとも言えます。

この星に誕生した最初の生命は「原始の海」で生まれたバクテリアだと言われていて、
その生命活動はエネルギーの合成と消化、吸収だったワケです。
それが環境適合して、その能力をどんどんと大きくしていくと......
ミミズさん的な生物になるワケです。
蛇さんとかもそんなタイプであって。

生命として、生きるために必要なことを行う機能は自動化もされていて、
それが「本能」とも言えますが、やがて生命の進化とともに体も大きくなって、
機能も多様化し、複雑化もしていくと、
それらを効率よく管理し統制もしていく機能も本格的に必要ともなってきます。
それで、腸はその為の機能分化を起こしたのです。



それが脳です。



脳とは腸から生まれたのです。



だから腸と脳は似た形をしているというワケです。



というか、体の全てが元々は腸だったのです。



脳は腸の子供。



エネルギーの合成、消化、吸収、代謝、解毒、造血、排泄......



腸には、生命維持に必要な全ての機能があります。



生命の本質的思考、判断能力、本能の様なものは腸にあるというワケです。



I have a gut feeling that......
俺のカンだとさ......

What's your gut feeling?
君は直感でどう思う?

日常、よく交わされる会話にも実はこんな意味が含まれていたりします(^^)



そして、個人的に思うこの話の面白いポイントというのは、
「直感を磨くには腸を健康に保っておくことが大事」
ということが含まれているのではないか......ということです。

女性の方が直感に優れているということも、
男性にはない子宮という器官にその因の一つがあると思うのですが、
子宮も腸から派生した腸に近い器官であって、そもそも、人の胎児も腸から形作れていきます。
人間は、腸の中で腸から生まれ、へその緒......腸の管でもって成長していくというワケです。

腸を正常に保つということは、生命にとっても基本の「キ」であって、
脳以外の原初的な感覚......大事なカンや閃き(ヒラメキ)、虫の知らせ!?
などを磨くことに繋がるのかもしれません。



しかし、なんでこんな話をしているのか?と言いますと。
実は、最近、また不思議なメッセージをいただきまして。神様から。
それは、ハワイ諸島のカウアイ島に行く時だったのですが......



「シンデレラの靴のレストランに行くといい」



例によって例のごとく、
神々の言葉を正確に降ろしてくれるプリリンねーさんからも言われたのですが、
例によって例のごとく、全くもってワケわからず。
ナゾナゾの謎(o゜ー゜o)??
何かの役に立つものなのか?意味があることなのか?そんな場所が本当にあるのか?も、
いつもの様にわからないのですが。

でも、とにかく。

ヤレるだけのことはヤッてみようかと。
カウアイ島をグルグルグルグル、ぐるぐる......と、一通り回ってはみたものの、
結局そのレストランはわからずじまいで。

ただその場所は、日本に戻ってからやっとピン!としたヒラメキがあって。
今はそこが何処なのかはちゃんとわかってはいます。
今になってかよ......と、ソレはちょっと悔しくもあるのですが......しかし、しかし、
僕が今回カウアイ島に行った一番の目的というのは、実は、
フラ(hula)の生まれた聖地を訪ねることであったので、そのことは感動的にも、
奇跡的にも果たすコトが出来て。

なぜ奇跡的か?というと、その場所は今は原則立ち入り禁止になっている......
とも聞いていたもので。行ってみると確かにちゃんと警備員さんもいたし。
ソコにどうして入れたのか?なんてお話しはまた今度ゆっくり記そうとは思いますが、
ただ、幸運にも訪ねることが出来たそのフラの聖地は、
とても靴でズカズカと入れるようなトコロではなく、
裸足になって、トテモ感動していた僕は、その時、
神様から不思議なものをいただいたのです。



その頂いたモノというのが、なぜか?
カウアイ島に行く前に神様に言われていたシンデレラの靴。



......まぁ、それは、いつものごとく、現実的に見える様なものではないのですけど。
何の役に立つものか?も、わからないモノで。
でも、とにかく。僕はその時、天から舞い降りる様な感じでソレを頂いたのです。
勿論その靴は、フツーにはちょっと見えにくく、本当にあるのか?無いのか?
よく分からなくて、夢の様なものでもあるのですが、
確かにちゃんと、キラキラと輝く「ガラスの靴」でした。



「なるほど。。シンデレラの靴というのはガラスなわけね。そっか。ま、そーだよな。。」



そして、この靴をもらってから、東京に戻り、それからというもの、どーも、僕は、
カカトをつかないで歩く様になっているのです。動物みたいに。。
というか、そうしたくなる衝動がとても強烈で、仕事に行く時と帰る時には、つま先で、
まるでハイヒールで走る時の様な?感じで歩いているのです。
もうかれこれ二週間以上。

すると、一つ明瞭に解って来たことがありまして。

それが実は、つま先で歩くのはとても腸にイイ!ということなのです。
正確には、腸の動きをサポート出来る下腹部周りの筋肉や筋力を自然と鍛えられる......
ということなのですが、足裏の蹴る力や「ふくらはぎ」がかなり強化もされるので、
心臓から一番遠い所から戻る血液の動きを活性化することも出来ます。
さらに、その上にある膝裏のリンパ周りの筋肉もしっかり鍛えられてきました。
そして股関節周りの微細な筋繊維から、そこと繋がっている感覚のある背中側、
腰の裏側的位置にある背骨周りの細かいインナーマッスルも強く鍛えられてきた感覚もあります。

意外や意外。

頂いた「ガラスの靴」とは、もう少し腸を大切にしろ!と。
もっと腸をしっかりと意識して、正常に保ち、直感力をもっともっと磨くのだ!と。
簡単に「気」を上にあげるな!と。怒りっぽくなるぞ!と。
不要な焦りや緊張が生まれやすい心体になるぞ、と。
脳で考えすぎるな。腑に落とせ。もっと腹で考えろ、と。
第一の脳とは本当は腸のことなのだ!と。
腸を正常に働かせろ。その動きをサポートする力をつけろ、と。

......どーも、そういうメッセージでもあった様なのです。

この、藤田絋一郎さんの「脳はバカ、腸はかしこい」という本も、
靴を頂いてから導かれる様にして出会い、
思わず「直感=Gut Feeling」で買ってしまいました。



読んでみると、なんだか、神様から言われたことを裏付ける様なことが沢山書かれていて、
ちょっと感激してしまった次第なのでございます。
今日もヨーグルトを食べて、駅まで、つま先で歩いていたのでございます(^^)



フラの聖地に行くために履き降ろした新しいシューズ
フラの生まれた地では裸足で佇んでいましたが、その真下にあるビーチでも、なんとなく、
ガラスの靴を感じつつ、ずっと裸足でプラプラとしていました。
シューズの中には小さな小人の様な妖精さんが......ミエル人には......見えるのでしょうか。。
なんだか、とても好きな写真です(^^)
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逢坂徒然

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是れやこの
行くも帰るも別れては
知るも知らぬも
逢坂の関
——————蝉丸


<概意>
これがあの
東国に下る人も都へ上がる人も
知り合い同士もそうでない人も
皆が行き交う逢坂の関なのだな......


誰もが知る「百人一首」の中にある一首。
元来、百人一首(ひゃくにんいっしゅ)とは、
100人の歌人の和歌を一人一首ずつ選んでつくった秀歌選集であって、
幾種かの書が存在していたようなのですが、
今に伝わる「いわゆる一般的な意味での百人一首」とは、
藤原定家が京都、小倉山の山荘で選んだとされる「小倉百人一首」を指すようです。



お家にあるその百人一首さん。
今更......ですが、改めて、収められている歌を一通り眺めてみると、
この藤原定家の選者としてのセンス、バランス感覚というのは敬服に値するもので、
そんな部分も、この選歌集が時のヤスリに削られることなく、
一際輝きを放つものになっている要因なのだろうなぁ......などとも感じます。

冒頭の句は、
記した通り蝉丸(せみまる=蟬丸)さんという方が詠んだ歌として選ばれています。
この歌。他の数多ある優秀な歌の中でも特別の存在感を放っています。
明らかにこの歌だけ異質なのです。

何故か?

この歌。きっと、音楽を志している、やっている、
好きでいる方達なら直ぐにわかると思うのですが、この歌だけ、
全体を貫いているセンスが明らかに「音楽」なのです。
他の歌は全て、もっと、文芸的で文学的なセンスで貫かれています。
勿論、どちらにしても歌に最も大切な「情感」は満ち溢れていますが、
そこはプロデューサー定家さんの、選者としてのセンスもあり、
そんな統一感を百首全てにしっかりと通させている中でも特別に目立つ歌というのは、
やはり、カナリの凄さだと思います。

スゲーっす。

トテモ音楽っす。この歌。

冒頭「こ」で作られる音韻のリズム。
そのリズムは次の「行くも」の「も」に受け継がれ、
その次の句の「知るも知らぬも」の「も」にまで繋げられていきます。
その間、言葉の影には子音のリズムも組み込まれていて、
「行く」の「ぅ」の繰り返しの登場は、
まるで現代のラップのように歌全体のリズム感の底支えをしています。

そして、仕舞い(しまい)には。
読む者をそこまでノセていたリズムを、バシッ!と、裏切るように、切るように。
そんな風にしてキメの美学的な「止め」方で終わります。
ソレはとても爽やかな裏切り。
心地よい余韻が残る裏切り。
歌の終わりには、他の歌とは一風違った、
リズムに乗ったアウトロまでが逢坂の情景と共に聞こえてきます。


スゲーっす。


大好きな漫画「陰陽師」によると!?蝉丸さんは琵琶の名手だったそうで。
眼が見えなかった方だとも。
盲目の琵琶奏者「琵琶法師」のモデルとも言われているような方だとも。


なるほど。


この歌が蝉丸さんのものであるとするならば、ソレは間違いないと思います。


とても音楽なわけです。


そんな歌にあまりに感服したので、少し前にそんな蝉丸さんに会いに行ってみたのです。
彼が住んでいたと今に伝わる京都府と滋賀県の境にある「逢坂の関」なる所へ。
ま、実は、年明けに記した出雲への初詣に行く前に
「渡したいものがある......」
と。
ソレは出雲で役に立つはずだ......
と。
そう、蝉丸さんがアチラの世界から言ってくるもので。
特別な能力を持つプリリンなねーさんに他の神様からの言葉を降ろしてもらっても......


「寝ているのだ。安倍晴明が封じたよ。
晴明は、陰陽道を作ったので、邪魔になったのだな。
魔界の助けがあったのだよ。
出してほしいのだよ。
蝉丸だよ。蝉丸という法師がいただろう。
百人一首の歌に書かれているよ。。」


なーーーんて言うもので。なので、取り敢えずは騙された!?と思って!?
多くの神々に導かれるまま、二人して1日、琵琶湖のほとりまで足を伸ばしてみたのです。



賑やかな京の都から、薄暗い山道に入り、
盗賊や獣達がちょっと怖い峠道を超え、そのピークから少し下ったところ。
道の向こうには大きな内海.....大津の琵琶湖が見えてきます。
湖の左方には比叡山から比良山地が連なり聳えます。
そんなトコロが逢坂の関(おうさかのせき)。
古来より関西と中部、関東を結ぶ要所。都からの往来が日夜途絶えなかった関所。
蝉丸さんのお家は、現在「関蝉丸神社 下社」として、坂の下の方にありました。



鳥居のど真ん中でカラスさんのお出迎え(^^)





お酒と......琵琶を持って行きましたの!(^_^)



弾きたいだろーかと思いまちて。ええ。ええ。ミニチュアですけど。
ケースもついて良い感じっす。芸能関係の寄進もチラホラと。。



続いて訪れたのは、下社から少し峠を登った峠の中腹。本宮とも言われる「上社」。
突然の雪。とても激しく降ってきました。。









最後の仕上げ!は、峠の頂上にある蝉丸神社さん。
本殿前でお酒と、この日最後の祝詞と、ひふみ祝詞を捧げると......





突然雪がやみ、背中から太陽が燦々と降り注いで来てくれました。
たぶん......蝉丸さんは世界に戻れた!?なんて、思ったりもして(^^)



蝉丸さんの不思議なところは、様々に語り継がれているその素性。
稀代の偉大なる琵琶法師だったとも。仏僧だったとも。
本来、醍醐天皇(だいごてんのう)の子供で、世継ぎのはずだったとも。
真偽の分からない色々な逸話が伝えられています。
そんな逸話は能の定番的演目「蝉丸」としても有名です。

僕とプリリンねーさんが逢坂の関で蝉丸さんから預かったお話としては、
語られている通り、琵琶の名手だったと。
琵琶の師範ではあったが、世捨て人でもあった、と。
源博正(みなもとのひろまさ)は、京の町からワザワザ逢坂まで琵琶を習いに来ていたと。
その頃、安倍晴明はまだ子供だった、と。
自分を題材にした能の演目に出てくる「逆髪の姉」は本当にいたのだ、と。
元々は大阪の帝塚山に住んでいた、と。そこから逢坂に移ったのだ、と。

そして、

本当のことは、

後世に封印された、と。

何故か?

自分は「最後の蝉使い」だったから、朝廷や陰陽師から疎まれた......と。

「蝉使い」とは、蝉の抜け殻でもって吉凶を占える占い師のことで、
亀の骨や鹿の骨での占術は今もわずかに伝わり残ってはいるが、
イルカの骨と蝉の抜け殻での占術は今では誰も知らないことになってしまった......と。

そして、蝉の殻は、すり潰して粉にすると、様々な病気に効く良薬にもなったと。
蝉丸さんはその調合の知識も持っていたとも。
「蝉使い」とは医師でもあったのだ、とも。

琵琶の名プレーヤーにして、良薬の調合師。さらには政治や個人の行く末の占いも出来る。
そんな超人的な人間であった故に、疎まれたのだ、と。
だから、自分は隠匿の生活を選んだのだ......と。
目は見えなかった......と伝わっているようだが、本当は見えていた、と。
見えないふりをするほうが何かと都合が良かったのだ。
歴史から消されたからな......と。



————————————
劣悪な時代だったよ。
民達も大変だったよ。
貴族は常に搾取していたからな。
沢山の民達は、犠牲になっていたよ。
だから、セミで薬を作っていたのだよ。
「蝉丸」という薬だよ。
民達は、琵琶を聞きに来て、薬を持って行ったよ。
繋いでいたのは、琵琶の音だな。
失格だったからだよ。
私はフジワラとは、関係なかったからな。姉もそうだよ。
父は、どうすることも出来なかったからな。
罪なことだな。
政治は罪なことだ。
————————————



ねーさんが正確に降ろしくれた蝉丸さんの言葉。
ねーさんはその後、1万枚以上の蝉の羽を継ぎ合わせた美しいベールを貰い、
晴れて「蝉使い」の称号も貰ったそうです。
そのうちの一枚は、我が家の「つかへい」さんが持っていったようで。。
僕は、後に、衝立なるものを頂いたのですが......なんでも、
人様の妬み的感情を跳ね除ける力があるとのことで。。( ̄ー ̄)ううーーむ。。

平安一の和歌プロデューサーであった藤原定家さんは、自身の美学として、
こんなスーパーな蝉丸さんの歌は何があっても外せなかったのだろーなー......と。
僕はそう思うのです。
ジョン・レノンの曲抜きの「平安!ベストヒットコンピレーション!」はありえないだろ.....
みたいな。そんな感覚でしょうか。



先週末。ワケあって岩手県の方にプラリと行っていたのですが、
残雪の残る美しい栗駒山を見ていたら、
この逢坂に佇んでいる時に降っていた雪を思い出したのです。

蝉丸さんにもらった衝立の感触を確かめていたのです。

ハネのけてる!?みたいな。( ̄  ̄)

雪とは不思議なものです。

どこか、記憶と直結する、香りに近いモノも持っているような感じもします。

降り積もる雪は様々な記憶の様にも思えて。

溶けて行く春の雪は、ほどけていく記憶や心の様にも見えて。

溶けて流れ出す水は、生まれ変わった瑞々しい心の様にも思えて。



これやこの
行くも帰るも別れては
知るも知らぬも
雪解けの春
————————蝉ぽんち
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チタンダブルマグ

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スノーピーク(snow peak)社さんのチタン ダブル マグ 300(Titan Double Mug 300)

僕さん溺愛の逸品(^^)

元々、
「外でおいちーお手製コーヒーが飲みたいのぉー。。挽きたてのハワイコナさんとかで♪」
なんて思ってた時に、このカップさんとお知り合いになったのですが、
それからというもの、気がつくと野外は勿論、家の中でも、
このマグ以外は全くと言っていいほど使わなくなってしまった......
なんていうシロモノ。

このカップ。見た目や素材感的には、とても
「カワイイ♡( ´ ▽ ` )」
などと言える感じではなく。女性にお勧め出来る雰囲気など微塵もなく......ええ。ええ。
とにかく凄いのは
「使えばわかる!」
と言わんばかりの、そのシンプルな佇まいとデザイン。
以前記したマネークリップや爪切りチェアなどにも相通じる、作った人の
揺るがない哲学」を感じさせる魂のこもった中身と機能。
その全てが、ポンチキンな僕さんを魅了するのに十分なオーラを漂わせています。

まずもって、恐ろしく軽い!徹底的に軽い!
なんてったってチタニウム製ですから!titanium!

そして丈夫!ジョウブ!徹底的に壊れない!錆びない!
なんてったってチタニウム製ですから。
しかもスノーピークさんというは「永久保証!」なんていう衝撃的な商品保証形態。
メーカーとしての自信と誇りとがヒシヒシと伝わってきます。

さらに、使うと便利なのがこの動く取手。
折りたたむとカップの壁にぴったりと寄り添う形状。
茶碗の様にシンプルな形にもできます。緑茶とかにすこぶる合う!形で。



両手で抱える様に持っちゃったりもして。ええ。ええ。
この形はバッグやリュックに複数個入れる時もとてもコンパクト。
大きさの違うシリーズのコップをコップの中に重ねて小さくスタックも出来ますし。



フックなどに掛けても何の問題もなし。



それでもってコヤツを買う決定的なポイントとなったのは、なんと、このマグ。
ダブル・ウォール(Double Wall)構造!なのです。こんなに小さいのに。

ダブルウォールとは、
カップ全体が内側の素材と外側の素材の2つのパーツからできていて、
その2つの素材の間には空気の入る微細な空間が造られているのです。
言ってみれば魔法瓶のマグカップ版!?魔法瓶チタンバージョン!?みたいな。
この空気の層がある為、外気との間に断熱材が入ったような形になって、
保温機能がすこぶる高く、熱湯を入れて手でガバッ!と掴んでも全く熱くない。

断熱効果が高いということは当然、冷たさの保持も強力で。
お家で氷入りのコーラなどを飲んでる時には、氷の溶けるスピードも遅い遅い!で。
コタツで飲みかけてウトウトと一眠りした翌朝にも、
「まだ氷が残ってるやんけーーっ!( ゚д゚)」
なんていう衝撃で。
特にコーラやお茶関連には鉄分の溶け込みがスッキリとした後味にしてくれたりもするので、
その辺の相性もバッチリ。
柔らかく、雑味の全くない軟水や蒸留水で淹れたコーヒーに「スパイス」の様にして
マブされるチタンフレーバーというのはなんだか一味磨かれる感じなのです。

そこへきてダブルウォール構造が功を奏したカップへの口当たり。
空気を入れるために形作られた二層の壁を持つカップの縁の自然な丸まりと厚みは、
口をつけた時にとてもフレンドリーな感触を与えてくれるのです。
この手の金属製マグにありがちな「口をつけた時の感触の悪さ」が微塵もない。
何度でもチューチューしたくなる感じ。。(〃ω〃)ちゅーちゅー....


......いかんですな。

書いててなんだかコーフンしてますな。。

いかんですな。。


ま、それくらい、小さいながらトテモ凄い逸品なのでする。ええ。ええ。
ダブル以外にも値段の安いシングルウォールバージョンもありますが、
そちらの場合は軽い上に「熱」にも強いチタンなので、もし中の温かい飲み物が冷めて、
「もう一回温め直したいなぁ......どしよっかなぁ......」
なんていう時にでもそのままガステーブルにもバーナーにも焚き火にも!かけれてしまう。
しかし、やはりここは、
借金をしてでもダブルに手を染めちゃう!っていうのが譲れない心意気ってなものです。
ワガママとも言いますが。「一生モノ」とはこのことでやんす。ええ。ええ。
それでもって、このコーヒードリッパーがまたすこぶる完璧な逸品で。



同じスノーピーク社さんの
「フォールディングコーヒードリッパー(Folding Coffee Dripper)焚火台型」
名前の通り、折りたたみ式コーヒードリッパー。
これがまたすこぶる軽くて、丈夫。流石のスノーピーク。
これよりコンパクトでオシャレで軽いものなども幾つかありますが、
コーヒーを入れる時に「ドリッパーの壁」というのはトテモ大事な要素であって。
なぜならば「蒸し」が効いちゃう!からでして(^^)





この壁がちゃんとあった上で軽くてコンパクトなモノはこれ以上はなく。
キャンパーさんの趣味嗜好はともかく、
紙フィルター派のコヒー好きさんにとってはすこぶるご機嫌なドリッパーなのです。



バーナーは勿論プリムス(Primus)以外はありえなく。ええ。ええ。



エベレストに登る様な世界のトップクライマーさん達も愛用する
「命を預けられるバーナー」
とでも言いましょうか。
コヤツは高い標高の低気圧下でも燃焼効率や火力、頑丈さが別格なのです。
平地などでは余裕綽々でティファールみたいに早くお湯が湧いちゃいます。
実はこれ、あの「イワタニ」社製の別ブランドで。
信頼感は流石のキング オブ ガスコンロ会社さん。スゲーっすな。
ケトル(やかん)さんはアウトドアのプロ!モンベル(montbell)さん。
素晴らしくコンパクトで軽く、使い易いっす。



以前も「修理個成」という記事などで記していたと思いますが、
モンベルさんもスノーピークさんも個人的にはとても敬愛するアウトドアブランド。
こんなコンビに、「わさび」さんもスクスクと育つような綺麗で美味しいお水と......



......お気に入りのコーヒー豆と、心地よい風景と空気とが......加わると.......





美しい渓流の水をすくい......



スキーとか雪山だと「頂上」の新雪などでも......イケちゃうし......





パラダイス!.ヾ(*´∀`)ノ☆*+.゚

あぁ、俺、今......

生きてる!?

生きてるよねぇぇぇ!?(* ̄o ̄)ゝおぉ〜ぅぃぃ!神さまぁぁ〜〜



このカップを見たからなのかどうか......
そのプロダクトクオリティに深く感銘を受けたカノ「アップル社」さんは、
新潟にあるスノーピーク社さんの工場にまでワザワザ見学にいらしたそうです。
噂では!?実はアイフォンの製造をお願いしに来たとか!?そーじゃないとか?
中国発注的な安さの製造費でとても受けれなかった!?とか、なんだとか??

しかしながら、チタンというのはそれくらい加工が難しい素材なのですね。
ソレをこんな風に美しく、きめ細やかに仕上げられる技術って......
「いったいどんな技術なんだ!?」
みたいな。スノーピーク社さんというのはそれくらい素晴らしい会社なワケで。
アップルも一目置く会社なワケで。
スノーピーク社の本社のある新潟県の燕三条という街は、
それぐらい世界に誇れる凄い職人さんの街なわけで。
そんな会社が心血注いで造った渾身のマグカップ。
厳しい自然の中で命を預けれるマグカップ。
先週末もこいつを持ってイソイソとお出かけしてましたし。
アチキの溺愛もかれこれ長ーーーく、続いているのでございます(*´з`)



この会社の社長、山本太さんは自身が著した
「スノーピーク “好きなことだけ!” を仕事にする経営」
という本の中でこんなことを語ってました。


「マーケティングはやらない」
「好きな製品だけを作るブランドを構築する」
「スノーピークのロゴマークが入るならば、
スノーピークの考え方がきちんと込められていなければならない。
誰かが作った製品にロゴマークだけを入れるのはスノーピークのビジネスではない」


やりますなぁぁ......(*´ω`*)むぅぅーん。。
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シウマイ弁当

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シウマイ弁当。

モチロン!

崎陽軒(きようけん)でございまする♪(●´3`)

東京駅や新横浜駅から新幹線に乗る時には、もう、ほとんど!
と言っていいほど買ってしまう僕さん定番のお弁当なのでございます。
こいつを買い忘れて乗っちゃったりすると、
ちょっとモゾモゾと落ち着かなくなっちゃったりもして。ええ。ええ。
それでもって今日は諸用ありまして、ちょいと新横浜駅に行っていたもので。
帰りにフト、思いついて、お家で食べたくなって、
ついついお土産で買ってしまったのでございまする。

このお弁当さんの何が素晴らしいかって......このヒモ!(o゚Д゚)ノ
紐の縛り方!



このシステマティックで世知辛い世の中で、おそらく、
この紐は手で縛ってるハズでございます。
この縛り方は人の手でないと無理ではないか?と思うのでする。
マズはですね、こーやってですね、紐の片方を引っ張るとですね......





一発でホドケルの!(*゜ロ゜)オォォ!
なんだかトテーーーモ気持ち良しぃぃ!!なのぉぉーー!

この、開ける時の雰囲気からして、
このお弁当のタダならぬコダワリを感じられちゃったりするのですの。僕さんわ。
きっとコヤツは美味しいハズだ......と。
それでもってこのお弁当の容器というのがですね、
実は天然の木で出来ているのですよ。
今回この記事を書きながら改めてネットで調べてみたら、どうも、コレ、
経木(きょうき)と呼ばれる薄い木の板らしいのですが。
これがまたお弁当の余計な水分をうまく逃してくれて、その上、
ナチュラルな風味をも与えているというスンポーらしいのですね。ええ。ええ。
しかも抗菌効果までもあるらしく。スゲーっす。天然木さん。
いわゆる御櫃(おひつ)ご飯っていうやつですな。うん。うん。マサにそんな感じ。
だから冷めてしまっても、いつでも美味しいのです。このお弁当。
ということで、早速......オープン・ザ・うわブタ......



で、ココ!
ここヒジョーに大事!
経験的には、開けた上蓋(うわぶた)にはカナリの確率で
ご飯粒が幾つかくっついてくるのでございまする!
ほれほれ。。( ̄ー ̄)今回は少なめですけど。。



本体に本格突入する前に、
蓋裏にくっついてきちゃうコイツをつまんで食べるのが正式な参拝方法というものでして。
ええ。ええ。
これがまた、何だかとて〜も!オイスィーのでする。。(。・ω・。)何でやろ!?
モッチモチなの。ええ。モッチモチ。このお米。不思議。。
なんてったって!アチキは超ディープ・ブルー!色した鉄工所の家
生まれついたものでして。ええ。ええ。今もブルーカラーですし。ええ。
その上、我がお母様は稀代のグルメ王!と伝承されるよしこさんですし。
ブラックペッパーをお茶の一種と思って育てられましたし。
ケチャップをトマトソースとして崇めてきましたし。
すき焼きの肉は豚肉である!という文化圏で教育を受けてきましたし。
焼きそばは「シマダヤ」のもの以外は受け付けない体にされましたし。
暑い夏の日のご飯には「水かけ」なんていう高級極まりない食べ方なども教わりましたし。
オリーブオイルもサラダ油も変わらないのよ!......なんていう、
世に言う「キッチン宣言!」も高らかに聞きましたし。
イクラにも海老にもウニにもフォアグラにもキャビアにも、
決して見向きもしない強靭な精神力と肉体に鍛え上げていただきましたし。ええ。ええ。
そんな僕さんにとっては、
この崎陽軒のシュウマイ弁当の裏ぶたに着くお米も、なんだか愛しさ100点満点!
に見えてしまうのでする。ええ。セレブですから。ええ。
そして、お次は.......この緑色のペラペラさんをおもむろに取り除き......



付属している絶妙な量の醤油さんと辛子さんを取り出しまする。
その後は先ずは醤油から!シュウマイさんにポチポチとかけて......



そのまま他のオカズにも少しずつかけちゃうのでございまする( ̄∇ ̄)僕さんの場合。
それでピッタリ無くなる!ってな感じでして。ええ。



そして!ここで!やっと!シウマイさんに辛子さんをノセちゃうのでございます。
醤油をキチッ!とシウマイに染み込ませた後で、
カラシを乗せるのが美味しさの秘訣でやんすな。個人的にわ。



しかし何でしょうか、この定番感。。(・ω・)
もう、これさえあれば、
あとはサントリーの黒烏龍茶とドトールのアイスカフェラテMサイズお持ち帰り!
あたりがあれば何もいらないの〜的な。お決まり感覚。
そんな新幹線での車中写真も織り交ぜながら書いてますが......先ずはシュウマイを一口......



パックンこ!( ´ ▽ ` )ホワわわわ~~
ホタテがはいってるんだってぇぇ~~
続いて!ゴハン!蒸気で炊いてるらしいっす。ええ。ふっくらとこだわってますな。



で!梅干し!おいちー!シュウマイお口を一旦リセットォォーー(*´з`)



で!カマボコ!フォアグラより美味しい!



筍(たけのこ)の煮付け!キャビアよりおいちー!



時折、付属の生姜や切り昆布をご飯に載せちゃったりして。
バリエーション豊かなご飯攻撃を受けまくりで(●´ω`●)うふうふ





そして!トリュフより美味しいマグロの照り焼き!&玉子焼き!





鳥さんの唐揚げ!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!



このお弁当に僕の嫌いなものナド一つもないのだァァァ-ーー―!!(`∀´)ノ

星3つゥゥゥーーーーっ!☆☆☆!

Σ(-`Д´-ノ;)ノ?!はぁぁぁぁぁっ!?!!???



こ、こりわぁぁぁぁ!????

この、オレンジ色の物体わなんなんだべかぁぁーーーっ!?!?

なんか!?おそろしぃぃぃーーーっ!?

でも、ここわ、ひとつ。。

コ、コダワリの愛すべきシュウマイ弁当に入っているという一品......のハズ?

き、きっと......み、見た目ほどグロいものでは......あ、あるまい、ぞよ。ぉぉ......

さ、最後に、一口、ぱっくんこ、と。し、してみよーかな......

ええええーーーーーーーい!!

清水の舞台からとびおりるのだぁぁぁーーーっ!!



......あれ!?

グロくないね。。

なんだろ。これ。。

甘酸っぱい感じ。。初恋風やな。はつこいふう......

何なんだべ?



......と、実はつい最近まで食べれなかったこのオレンジ色の物体。
大好きなお弁当の中で唯一、さり気なく残して、お詫びしながら捨てていたもの。。
でも、最初に思い切って食べた時、上に書いたような感じで。
それ以来、いつも最後にデザート的な感覚で食べて、

ごちそーさまーー☆☆☆(´ω`*)

という感じに、無事仕上がったのです。が......
今回コチラも、一体何なのか?ちょーど良いので調べてみました。
僕の味覚経験になかったものでよくわからなかったのです。実は。
で、アンズさんですって。これ。
あんず。杏。。



やっぱり初恋のアノ子ォォォォーーーーっ!?



あんずちゃぁぁぁーーーーん!?



ってね。(* ̄ー ̄*)ええ。ええ。
そんな感じで。
今宵もこのポンチキブログ。この辺で締めとーございます。悪しからず。

あ、そーそー。
浦和のWAIさん!チタン記事のミスショット発見ありがとうございまチタン!( ´ ▽ ` )39!
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ハイブリッド

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超ハイスペックな凄腕ドラマーさんがいるんですけど。知人に。「SN」さんて言う。
今まで幾度もライブやツアーを共にしてくれた戦友の様な方で。
山の様にデカくて。頭もツルっとピカさんで。ええ。
見た目からしてプロレ......いや、いや、凄腕で。ええ。ええ。
その彼が先日Facebookでこんなことを呟いていたんですよ。
フォローワーさんもなんだかいつになく盛り上がってしまっていて......



——————————————
こんな事ここに投稿していいのかわからないけど、
どうもここ最近、体調が変で......
変というか良過ぎて(^_^)
40kgぐらいだった握力が急に60kg超えていたり、
身長が2センチ位伸びてたり、5日間くらい寝なくても全然大丈夫だったり......
気になったので、実は年始に病院で遺伝子検査をして来ました。
すると解析できない部分があるという事で、さらにある専門機関に紹介されて再検査。
で、やっと先日検査結果が出まして.....
なんと僕の遺伝子配列の中に地球上の生物には無いものが発見されてしまい......
要は、どうやら僕は宇宙人とのハイブリッドである可能性があるそうなんです。
さらなる調査が必要みたいですが、近い将来、
突然変異的な事が僕の身に起こる可能性がないとは言えないそうです。
このような事例は密かに増えてるそうで、
僕のようなハイブリッドな人達が公になり、差別されたりしないか今から心配です。
僕がハイブリッドだからと言って、僕は変わらず僕のままです‼︎
ルックスが急に変わったりしても、皆さん、
これまで通り変わらず仲良くしてくださいねm(_ _)m
近々NASAに招待されて様々な調査に協力してくる予定です。
こんな用事で久々にアメリカに行くなんで思ってもいなかったなあ(^_^;)
ついでに向こうのご機嫌なミュージジャンとセッションとかもしてこよっと(^_^)
——————————————



ヤッパリ!( ̄▽ ̄)

なんてね。

僕ちんは返したのですけど。そのスレッドに。

で、ですね。
僕ちんも血液検査した方が良いんじゃないか!?ってね。
漠然と思いまちて。
色んな人にも言われまちて。ええ。ええ。
もしかしたら
「フトール星人の遺伝子が数パーセント入ってるんじゃないか?」
「いや!デブール星人のハズだよ!」
なんてね。
言われちゃったりなんかして。
それでですね、ビョーイン行こうかと。
ネットワーク上にあるスケジュール帳を開いて
「空いてる日はないかなぁぁ、、、」
などとチロチロと見ていたのですね。検査用の日にちを。



......で、



ですよ。



気付いたんすよ。



その日、その時、その場所が、4月1日だってことに。



怒るに怒れぬエイプリルフール。



あの日、あの時、あの場所で、君のコメント見てなかったら、
僕は地球人のままだったんですよ。
小田和正風に言えば。



あなたの体験談を募集中!(`_´)ゞ



なーーんつって。



別に手抜き記事じゃ無いおっ!( ̄^ ̄)ゞビシッ!



今宵もデブール星へと旅立つのです!



ア・ラ・カンパーニュの春限定タルト「タルト・オ・サクラ」!

おいちーーーー!!( ´ ▽ ` )/

こちらはKAJITSU CLUB(カジツクラブ)の「ストロベリー・スムージー」!
大真面目にウメェェッス♪(=´∀`)



ついでに「MUJI カフェ」の「焼きプリン」¥380!(*´ω`*)好きなのー



さらにわ、カウアイ島、ワイルアのシェーブアイス「Lava Flow=ラヴァ・フロウ」!



ロースト・ココナッツのフレークとハウピア・クリームのベースアイスに
パイナップル&ストロベリー&ココナッツのハーモニー。
絶品すぎて泣いちゃう!(T . T)ぶぇ





オマケ。
日比谷帝国ホテル一階「ランデブー・ラウンジ」のイチゴケーキ☆



雰囲気もの!お仕事の打ち合わせ向きラウンジ!
コーヒーおかわりぃぃ!(*´∇`*)
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おもさげながんす

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——————これ......カフェをやっていた父が私に遺してくれた、父が焙煎した珈琲です。
父が亡くなってから、もうずっと長いこと取っておいたのですが......
これが最後の一つで......
uzmetさんがコーヒー好きで、美味しいコーヒーを飲んでるってことも知っているので、
ちょっと、とても失礼な話かもしれないのですけど、コレ、
なんだか、ずっとuzmetさんに飲んで欲しくて。
なんだか、父がそう言っているようで。
幾つか残ってたのですけど、、この最後の一つだけはずっと取っておいたんです。
いつかお会いした時に渡したいと思っていて。
あと、この父の店のマッチも。
これ、デザインがライオンなんですよ。店の名前も。
なんでライオン?なのか?意味とかわかんないんですけど......これも、一緒にお渡ししたくて。
だから、もしよければ受け取ってもらえませんか——————————



Eriさんはそんなことを言って、僕にその貴重な珈琲を渡してくれました。



彼女は、このブログにも時たま登場する不思議ちゃん筆頭「プリリンねーさん」の友人で、
岩手県の八幡平(はちまんたい)に住んでいます。
なんでも、八幡平にある父親のやっていた喫茶店を娘の彼女が受け継ぎ、
現在も懸命に営業をしているとのことで。
このポンポンチキな「雲完ブログ」もいつも読んでくれているとのことで。

つい最近。3月。
所用あって僕やねーさんを含むポンチキーズ4人組が岩手県に行っていた時、
彼女は地元東北の友人達三人と、遥々「一関」という駅まで僕らに会いに来てくれました。
彼女達は皆ねーさんのお友達ということで、ということは、
やはり少々「不思議力」を持っている様な方々でもあって。
そんな僕ら7人はそのまま二日間、共に少々マニアックな不思議旅をすることになりました。

そんこんなで、初めてお会いするEriさんのことは、もちろん僕はほとんど何も知らず。
彼女達のチームは男性一人含む3人だったこともあって、旅行中、移動する車も別々で、
彼女が話す時は自然と良く知った者同士のねーさんや、
ねーさんのお友達の皆さんと話すことも多くなるわけで。
僕と彼女とは殆どまともな会話などしないまま二日間のプラリ旅をしていました。

そんな中、最後。最初に出会った一関駅のロータリーでお別れする時に、
彼女は僕のそばに寄って来てくれて
「この珈琲を......」
と。ちょっと話しにくそうな表情と言葉と共に、
僕にソノ貴重なコーヒー豆を渡してくれたのでした。

いただいたパッケージを見ると、
いかにも個人オーダーといった風情のデザインと半透明のナイロンパッケージで。
そして、そのパッケージの奥にはミディアムよりちょっと深めのローストで仕上げられた
丸々とした丸ごとビーンズが200グラムほど入っていました。



一緒に渡されたライオンのマッチは、シルバーの小箱で。
少し、気難しそーな、ライオンさんが印刷されていました。



「そんな貴重なコーヒー豆なんか頂いちゃっていいんですか?
本当に!?
なんかめっちゃ恐縮しちゃうけど......!?」


と、彼女に答えた時、
僕には、ふと、そのコーヒー豆から声が聞こえて来ました。


その時、僕は、彼女にそのことは一言も言わず、
彼女の目を見て、その気持ちが本当の気持ちなのだということを確かめて、
それ故に、とても真摯な気持ちでそのコーヒー豆を受け取りました。

東京駅について、皆、解散し、それぞれの帰りの道すがら、僕は同行していたメンバーに
「ちょいとワケあって、Eriさんのラインを教えてほしい、、」
というラインをしました。
そして家について、一息ついて。
心身もゆったりと落ち着いた後、僕は教えてもらったラインになるべく率直に、
頂いたコーヒー豆さんから聞こえて来た言葉を書き起こし、Eriさんに送りました。


「ハロハロ。
コーヒー豆を頂いた人でございまする」


「はっ。
ありがとうございます」


「コーヒー豆を頂いた時に、
豆さんから声が聞こえて来たのでラインを教えてもらいましたのです。
すいません(^^;)
コーヒー豆さんは言っていました。

家族のため。
友のため。
誰かのため。
何かのため。
もっと自分のためでいいよ。
自分を喜ばせるために力を使えばいいよ。
もっともっと好きな生き方をしていいのだから。
もう十分人の為に尽くしてる。
だから大丈夫。
全然大丈夫だから。
できうる限りでいいから、自分を大切にして、
自分の思うことを自在にやっていって欲しい。
応援するからね

、、、みたいな、、感じ。
おいらには意味合いはよく分からないけど、、、
コーヒー豆さんから聞こえて来ました。

お父さん?かな(^^)

素晴らしいコーヒーなんだろーね(^^)楽しみっす!
お疲れ様です」


「びぇぇぇ(;_;)」


「EriさんにはEriさんのブレンドが、コーヒー豆が、
オリジナルのコーヒーの味があるんだろーね。
この豆がこーしてあるのは、そーいう意味かな。
ライオンのマッチは勇気のシルシかな。
そーいう感じ(^^)」


「店の今後について、ずっとうじうじしてたんス。
もう辞めたいが、ゼロになる覚悟もつかないしで、ダラダラダラダラ。
勇気が無いんっス。ビビリなんス。ライオンありがとっス。
ありがたくて涙が止まらないっス。
泣きのEriでした(;_;)」


「胸を張って、自分の道を歩んでください。
勇気とは、自ら思い、憧れる道を行く力です。
Eriさんは “ひのもとのまなか=日本中央” の霊脈に立つ誇り高き人。
ゆっくりと、マイペースで。
しかし誰のためでもない、自分の心が求める道を進んでくださいね(^^)」


そして、つい最近。
僕は、それまで飲んでいた珈琲豆が終わったので、早速、
いただいていたEriさんのお父さんのコーヒー豆を開けてみました。
ユックリと淹れてみると、決して香りは強くは無いのですが、
味はなんだかとても真っ直ぐで、折り目正しい感じがしました。
そしてまた、ちょっと、色々な想いが僕に湧き降りて来ました。
僕はまた、彼女に久々のラインを入れてみることにしました。


「uzmetですー。夜分すいません。ちょっとお伺いします。
ふと、Eriさんのコーヒー豆の話をブログに書こうか、、?
と、思ったのですが、いかがでしょうか......ご一考ください......すいません。夜分に......」


「おもしろいですね。
今、自宅で、母と、父の古い写真を見ていたのだ〜。
そんなわけですから、煮るなり焼くなり、美味しく料理して頂きたく思います」


そー言って、彼女はそのお父さんの写真をラインで送ってくれました。
僕はそのお父さんの写真をジッと見つめながら、お父さんのコーヒーを飲みました。
やっぱり、とても真っ直ぐで、折り目正しい感じで、でも、、ちょっと内気な感じで......
僕は返信で、今、目の前にあるお父さんのコーヒーが注がれたマグカップの写真を送りました。



「真っ直ぐな味っす(^^)」


「父はuzmetさんに飲んでいただけて、喜んでると思います。
娘はこんなんなので、あまり懐き(なつき)ませんでしたから」


「そんなことないよ、、、、って。言ってます。
おとーさん。なう」


「おもさげながんす」


「このコーヒーみたいな味、、、に育って欲しかったみたいよ(^^)
真っ直ぐで折り目正しい味だよ。
Eriさんブレンドやな。

右肘が少し痛むな。
なんか傷?炎症?があったのかな。。良い人だねー(^^)」


「右肘!?」


「うん。かすかに。
隠してたかもしれないけどね。家族には」


「私、最近ずっと右肘の激痛で、夜中に目がさめるんですよ。
ちょーいたいの。何かな。。」


「おとーさんだよ」


「わー。。」


「お線香あげてね。たまには。
毎日とは言わないけど、月曜とか火曜とか。一週間に一度ぐらいは。
コーヒー淹れてあげたら尚良いよ。
コーヒー、、だな。うん。コーヒー飲みたいみたいよ。
よろしく〜(^^)」


「ばーれーてーるー。
お線香さぼってるの、ばーれーてーるー。
はい。コーヒー淹れます!」


「何があっても、父は父だから。
両親にキチンと誇りを持ってね。

未来は過去の上に成り立つのだよ。
過去を否定したら未来も否定される。
過去を理解したら、未来も見えてくる。

コーヒー頼むよー(^^)
肘痛くなくなったよー」
ごちそうさまー」


「本当ですね。
本当にそうだ。
なんだか最近、淀みきって、澱みが......変わってしまった自分もわかっていたのに。あーー
エイプリルフールネタじゃない事を祈って眠ります。えぇえぇ」


お茶どうぞ(^^)


岩手県と秋田県にまたがり、青森県の十和田まで連なりゆく雄大な高原。
僕らスキーヤーにはおなじみの「八幡平=はちまんたい」には、
とても素敵なカフェがあるようです。



☆この記事はEriさんの許諾を頂き、書いてます。何卒☆
いいね!

insanity

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窓の外はNY(ニューヨーク)なのです。なう。









まだ着いたばかりで、お腹減ったどー、
なんか食わせろー、って、歩いてるんですけど。。





なんだか、ケッコウ色々なことに追われていて。
数日前まではLA(ロスアンゼルス)にいたのですが、
そのままココまで飛ぶことになり、バタバタのピョンピョコピョンで。
世界随一のパワーを持つ都市の空気も、もう一つ味わえていないよーな......感じで。



しかし、クレイジーさが目につく街です。

東京もかなりクレイジーな街だと思いますが、
アメリカ一の都市というのは、やっぱり、
それとはまた違ったクレイジーさがある様に思います。

よく語られるのは人種の坩堝(ルツボ)。

そこから生まれる様々な摩擦と混沌のエネルギー。

「混沌」とは時に創造の源泉であって。

全てのものは混沌から生まれたりするワケでして。

しかし、この街にはそんな混沌としたエナジーを更に独特にしている空気感があって......

それが、この街に住む人々のただならぬ「成功欲」と「失望感」......なのかなぁ......と。

そんなものが合わさると、ギラギラとした熱が出てきて。

そんな熱は少しばかり空間、磁場、時間を捻じ曲げていて。

そんなことをまとめて言おうとすると「狂気」「クレイジー」なんてことになるなのかなぁ......

なんて。

「個人的には」そんな感覚を抱く街であったりします。

そのクレイジーさというのは時折、ポン!と、寂寥感に変わったりもするのでしょうし。

それがまたこの街の醍醐味なのかもしれません。





今回、この地で詰めた仕事も、
プランニング上の売上金額としたら......結構なクレージーさで。
アメリカとか、こんな街でビジネスを描いたりすると、
その波動を少なからず受けた感覚になってしまうのでしょうか。
まとめあげたチームメンバーの間でも、フッ......とした瞬間に、ちょっとした不安を抱く!?
くらいビッグなプランになっちゃったりしていて。
ま、こんな国や街で描く「絵」であれば、ソレはソレなりのクレイジーさもないと。ね。
やっぱり。
面白くないってなもんで(^^)





創造的な仕事には、
常に、
絶対的に、
クレイジーさが必要だと、僕はいつも思うのです。
狂気なるものを、
いつも意識もしているのです。





そんな意識や言動に対しては、
至極真っ当な方々からは至極真っ当な物差しでもって、
時に「バカ!」とか「アホ!」とか。
「キ○ガイ!」とか「あいつはちょっとおかしい!」とか「距離をおこう」とか。
そーいう印象を抱かれたり、対応とかされたりもするのですが。
まぁ、僕ちんの場合、そんなことにはもう何十年と慣れっこなもので( ̄ー ̄)ええ。ええ。
アーティストとかだとこのスタンスが美しく、評価もされるし、普通なのですけど、
一般的なビジネスラインで......となると、
それはやっぱり、それなりの変人扱いを受けたりなんかもして。
プロデューサー業や作詞業をする時のマインドと、
組織マネジメントをする時のマインドはマッタク違う......
ということも僕の中でも確かなことですし、
それらが一人の人間の中で共存していたりすると、
忙しくなったり、心の余裕がなくなったりした様な時に、
無意識に混濁を起こしている様な状態が起きたりもします。
それ故の失敗もたくさん経験してますし。
ソレはソレで、僕の様なヒヨヒヨとした小さな田舎者的人間にとっては、
なかなかにタフな人生を突きつけて来やがるのでございます。





この街で思い出すのは、
この世界に入ったすぐ後に敬愛する先輩「KR」さんに言われた言葉。

「俺たちって馬鹿じゃん。そーだろ。俺も、お前も。だからこんな仕事してるし。
でもよ、オマエ、タダのバカになるなよ。
いいか。タダのバカじゃダメなんだよ。俺らは......」

それは以前「新価値創造」という記事でもスルリと記していた言葉ではありますが、
また改めて、
偉大な言葉だなぁ、と。
偉大な先輩だったなぁ、と。
このクレイジーな街で久々にまた、そう思うのです。

我々は、
あまりに「ちゃらんぽらん」ではありますが、
生き馬の目を抜く世界に生きる人間でございます。
あまりに「馬鹿者」ではありますが、
ただの馬鹿にならぬよう、日々頑張っている次第でございます。







この街は自分の中にある欲望と失望とに向き合える街なんだと思います。
それが心地よかろうが、悪かろうが......
ちゃんと炙り出して見せてくれる街なのではないか......と思います。
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バーガー

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LA(ロス・アンジェルス)って、バーガーなんすよ。
なんとなく。アチキの場合。B級ですから。
NYはピザって感じなんですけど。なんとなく。漠然と。
B級人的にわ。ええ。
LAでも最近は時ならぬラーメンブーム!?
なんかも巻き起こっているようなんすけどね。ええ。ええ。
でもやっぱりロスではハンバーガーが基本なんすよ。


で、


ですね、


太りまちた!(`_´)ゞキリリッ!


まずはですね、わかりやすいところでは、
最近、東京、青山に日本初上陸した絶品バーガー屋さん。
「UMAMI BURGER=ウマミ・バーガー」さん。
中でも一際落ち着ける!CBSの側、



ファーマーズ・ビレッジ(farmer's village)の端っこの方にある、
アチキのお気に入りのお店。



ウマミは「旨味」で。
ラーメン同様、ジャパン・インスピレーションのお味なのですな。ええ。ええ。
最近の日本食文化の世界進出度というのはカナーリのお高めで。
間違いなく旨味っす。うまいの三乗ぐらいっす。
ウマミさんはお店によってオリジナルバーガーがあったりもするのですけど、
コノお店ではマネージャーのシンディさんが作った
「CINDY'S CASA BURGER=シンディーズ・カーサ・バーガー」でちた( ´ ▽ ` )



どすこいーー......(* ̄ー ̄*)と。





裏切らない美味しさのお店と言えば、あとはここ。
「SHAKE SHACK=シェイク・シャック」さん。



NY(ニューヨーク)発の最早定番!的とも言えるバーガー屋さん。
こちらはお膝元、NYのブロード・ウェイ(broad way)のお店の佇まい。



こちらも既に日本上陸を果たしていますが、肉の旨味に関しては、
かんなーーーーりの!上級!といったお味ではないでしょうか。
だいたい、焦がしたチーズを挟む!なんて!
すこぶる大技を仕掛けてくる様なヤツなのでやんす。なのでどーにもこーにも

「もう一個イッチャおーかなー......誰も見てないしぃぃ.......」

なんて、泥沼に引きずり込まれそうになる魅惑のバーガーさんなのです。
そんな沼に引きずり込まれたファンの人もとても多いバーガーさんなので、
会議のケータリングなどにもよく使われて......



ついつい、もう一個......イケません。罠に落ちます。ええ。ええ。いけません。
ケータリングはいけません。けーたりんぐなどわ......

お次わ......

「FIVE GUYS=ファイブ・ガイズ」





こちらはウェスト・ハリウッドのサンタモニカ・ブルーバード沿いにあるお店。
土地柄で、そっち系の方々もわんさかといらっしゃいます。
最近、出来る!ビジネスウーマン「H嬢」さんにオススメされていたので、

「それわ意地でも行かねばなんねーど、、、食べたことないし、、」

っと。仕事終わりの深夜にスタッフさん達何人かで行ってみたのでやんすけど......
パッケージ料金でバーガーの中身の具材やソースを全て自由自在に!オーダー出来ちゃう!
というスタイル。どこかのサンドイッチ・チェーンみたいですが、
どーもその辺りが人気の理由のようでして(^^)
凄いのはその選べる具材やソースの種類の豊富さで。確かに充実感あります。なので

「具は全部入れてくだされっ!」

って強者も沢山いますし、モチロン好き勝手にアレンジする人も沢山いますし。
僕ちんはBBQソースのファンですから、それを基本にイッチャイますけど。ええ。ええ。
「選べる贅沢!」って感じでしょうか。
ヤケに美味しいポテトさんもアブナイ誘惑っす(●´ω`●)ええ。ええ。



そして、大トリわ!

こいつは間違いなく!斬新に美味かった!(*゚▽゚)ノっす!

驚いたっす!

初めて食べたっす!

「eggslut=エッグスラット」さんのチーズバーガー、ベーコントッピング!!







ヤバイっす!

エッグだけにエグイっす!

バーガー用に食べやすくデザインされた紙の包装パッケージも斬新。

店の看板メニューでもある一押しの「エッグスラット」はモチロン、





マストオーダーの一品ではありますが、このお店のバーガーの味にはマジ驚くっす。

「卵にこだわるとバーガーもこーなっちゃうわけぇぇぇぇ!?(@_@)」

という驚き。
あまりに美味しくて食べながらずっとニヤニヤしちゃいました。
ニヤニヤ......と。
変態です。ええ。変態。
人を変態にするバーガーさんなのです。
日本にはまだ未上陸だと思いますが、
コイツはヴェニス(Venice)店あたりでテイクアウトして、
すぐ近くの白砂ビーチのベンチで食べる......
なんてのが、B級人としては至上の幸福♪( ´▽`)ってなものでしょうか。ええ。ええ。
サイコーっす。





しかし、ふと気がつくと、
マクドナルドとかはもう行かないよーになっちゃってるのですな。自然と。
前はもっといっていた気もするのですけど。
こんなバーガー屋がたくさん出来てくると、なんだかそんな感じになっちゃっていて。
その辺の変化にも少々驚くのです。ええ。

タイヘンだ。

しかし、本当にプレミアバーガーは太りますなぁぁ。。

でっぷぅぅーり。。

タイヘンだ(●´ω`●)
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古傷

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やっちゃったんすよ。
右足首。捻挫。
街中の段差で。ふつーにグキッ!と。ええ。
で、ですね。
ふつーのグキッとですから。本来は大したことは無いわけで。
それがこの通り、車椅子なわけです。ええ。ええ。大惨事で。ええ。



なにゆえ、ふつーの「グキッ!」とがこんな状況なのかというとですね。
昔々、高校生の頃。
サッカーをバリバリにやっていた僕さんは試合中に右足首を折ってしまったのです。
ゴール前でドシドシとドリブルを仕掛けて行った時に、
荒くれ相手ディフェンダーのスタライディング・タックルを見事に食らいまして。
その時、僕さんはそのままグラウンドに倒れ込み、あまりの痛みに声も出せず、
担架で運ばれ、救急車にライド・オン。見事!病院送り!なんて感じで。ええ。
今思い出しても

「ニャロオォォォーーーっ!(`O´*)/」

みたいな。
で、ですね。
その時に少々歪んでしまった右足首の骨というのがあってですね。
今回のグキッ!ってやつが、なんと!驚くことに!
その古傷さんに見事!ぴったし!マッチングーグー!ってな感じで。
いわゆる「古傷」ってやつに真正面から触れてしまったというわけなのでやんス。
それで、その古傷回りの炎症というのがまぁ、長き時を超え、
美しき青い空並みにこっぴどく腫れわたってくれまして。
あまりのハレの酷さに右脚を下に全くつけなくなってしまった......というわけなのでヤンス。
それわまぁ、痛くて。痛くて。
ハレハレのヘロヘロで。



いたひよぉぉぉぉーーーー。°(°´д`°)°。ぶぇぇ。。



ま、古傷にサワっちゃいまちた......というだけの話なので。
骨に異常なんてこともなく。靭帯も大丈夫で。ソコは一安心で。
腫れさえ引けばすぐ治りますし。
そこはいたってふつーなグキッ!って感じなのですが、まぁ、やっぱり、
古傷っていうのはサワルと祟るのですなぁ......

ひでーっす。

いてーっす。

古傷せつないっす(´。` )

そんな中、お仕事だけは頑張らねばならず。
えんやこらと、なんとか這うようにして会社にお出かけしてみたりして。
最初は自家用車で向かってみたのですが、右足を使った運転自体が痛くて痛くて。
あまりに痛いので、途中から怪我のない左足でアクセル&ブレーキをしながらの
ドライブになっていたりして。そんな感じだったので、次の日は、

「こりゃ、もうタクシーだな。。」

と、タクシーを呼んで会社に向かおうとするも、まぁ、
自宅のある住宅地の方にはナカナカ車は来てくれません。
こんな時、海外ではすぐさまキラーなタクシーアプリ「Uber=ウーバー」なるものを
使うのでやんスけど。
でも日本ではまだウーバー・ドライバーさんはほとんどいなくて。普及も全然していなくて。
なので車の台数も少なく、近所を走っている車はアプリ地図を見てもマッタク見当たらず。
予想通りですけど。
そこで「全国タクシーアプリ」なるものに切り替えて、再度呼び出してはみたものの......

「応答がありません」

の表示。
再三呼び出しを試みてみても同じ表示で。
タクシー会社の電話番号を調べるのもめんどーになって、結局、前日同様、左足一本!
のカードライブで今日も会社に向かっちゃったのです。
そんな本日、一つ強く思ったのが......



「もっと日本にUberおぉぉぉぉぉぉぉーーーーっ!」



なんてことでしょうか。ホントに。ええ。
組合や法的規制の強いこの国のタクシー産業の構造が
「Uber」普及の足かせになっている現状を嘆いてみたりもしたのです。





しかし、この「Uber」。
もしかしたら?知らない人もいるかもしれませんが、本当にスゴイアプリっす。
つーか、タクシー配車システムでしょうか。本当に革新的で発明的。
一度使った人は間違いなくその便利さに驚くと思いますし、値段の安さや、
全て自動的にクレジット決済になるので海外ではチップのめんどくささからも
開放されちゃったりもします。今、車が何処にどれだけいて、呼び出すと、
何ていう名前のドライバーさんが、何ていう種類の車で、
何分後に、どこどこに来ちゃいます、と。車のナンバーはこうこうです、と。
車が到着するまではアプリの地図上で配車の現在地がリアルタイムでわかっちゃうし。
到着したら

「◯◯さん?」

「◯◯さんだよー!」

「Oh! Yaeah!」

「よろしこー(^^)」

ってな感じで乗せてもらい、目的地までらくらく到着。
もし、待ち合わせ場所で上手く出会えなくても、アプリ電話で話ができちゃう。
降りた後はドライバーの仕事ぶりの評価も一人一人個別で出来るから、
点数の低いドライバーは客も自然と呼ばなくなるし。
酷いドライバーやトラブルは自然淘汰されていくし。
ドライバーとしたら仕事を続けるには良い点を取りたいし。

「これ、日本ももっと普及してほしいなぁ......」

なんて。
2日連続、左足一本でウメキながらドライブしていた時にシミジミと思ったのでヤンス。


でもですね......


本当は......


お抱えドライバー!


なんて!


良くね!?すごくね!?


憧れちゃう!


でも!


そんなの俺じゃないしな。うむうむ......(*-ω-)


今日も左足一本で街を走るのだぁぁーーーっ!


ウリャーーッ!


ってね。


ケーサツなんか!!!


コワイぞ―---!逃げるぞ――!


ってね。( ̄ー ̄)



「会社に行くのでどうか松葉杖に変えておくなさいましーー!」

っと、お医者さんに言って、変えてもらったのです。松葉杖に。
骨折に関してはこれまで自慢できるほど数多くの経験を有している僕さんは、
松葉杖を使わせたら負け知らずのスキルを持っているのです。ええ。ええ。

しかし、バリアフリーのありがたさも、こーならないと......
心底わからんものなのですな。ええ。ええ。
大事っす。
バリアフリー......(o-´ω`-)シミジミ......
いいね!

Street Life

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ADLIB(アドリブ)という、
1973年に創刊され、2010年に休刊した音楽雑誌が、以前、ありました。
その雑誌で取り上げられるCDやアーティストさん達というのは、もう、
有無を言わずよくチェックしていた様な時期が僕にはありました。

その雑誌がメインで扱っていたジャンルは、いわゆるジャズからフュージョン、
R&Bからファンク、ロック、AOR、時にPOPフィールドの作品に至るまで、本当に広範囲で、
とてもクロスオーバーな感じ。
そして、他の素晴らしい音楽雑誌さん達と同様、
常に紙面に溢れていたのはアーティスト・マインドに対するリスペクト
加えて、この雑誌には楽器プレーヤーとしてのミュージシャン・シップに対しての敬意と、
エンジニアリングやサウンド的観点からの評価も常に高いレベルで入れ込まれてもいて、
そんな部分からも個人的にはとても好きな雑誌でした。
下の写真は今でも書棚に永久保存!しているそのADLIBさんの創刊20周年特別記念号。



僕のいた会社からも「20周年おめでとー!(^^)」の記念出稿(広告)を出したりして。



その中にある特別記念企画「名盤100選」



この雑誌に取り上げられる作品というのは、どちらかというと
音楽マニア向けゾーンに入ってくるセレクションになって来るとは思いますが、
とにかく一貫してハイセンスでアダルトでアーバンな雰囲気が漂う作品群。
高校生ではちょっと背伸びしないと届かない様な世界感。
スティーリー・ダン、スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン、マイルス・デイビス......
それでも、ポップシーンからも「プリンス」や「マイケル・ジャクソン」「マドンナ」等も
常にキッチリと、敬意を持って取り上げられていたし、
「ジャミロクワイ」や「BECK」等もこの雑誌のゾーンだったと確信もできます。
日本だったら「山下達郎」さんや「YMO」なんてド真ん中で。
そんなエバーグリーン性を見抜く審美眼にもとても敬服するものがありました。



そんな雑誌でもオールタイムベストに選ばれていたこのアルバム。
音楽好きには言わずと知れた名盤中の名盤「クルセイダース/ストリートライフ」
最近、日本の音楽シーンを賑わしている
「Suchmos(サチモス)」さんのニューアルバム「THE KIDS」を聴くと......



僕はこのクルセイダースのアルバムを思い出すのです。
それと、少し忘れていた「アドリブ的感触」と、
一回りした世代のフレッシュさと眩さも(^^)



もう少しベースの走りとラインの抑えやタメが効いたら......
サチモス、さらにヤベーな......みたいな......
そんなADLIB的なコウルサイ感想を抱いたりなんかもして。
もし今も「アドリブ」という崇高なる雑誌があったら、
彼らはしっかりと取り上げられていただろうし、
そんな音楽ホリックな思いを喚起させてくれるアーティストがフロントライン
久々に現れてきてくれたこと自体が、なんだかとても嬉しくもあって。
個人的にはそんな彼らにとても敬意を抱いていたりもします。

バンド名も「サッチモ=ルイ・アームストロングさんの愛称」からきているであろうことは
ジャズファンならすぐにわかるでしょうし。

ちょっと興味があるのはその客層。
自分みたいなアドリブ世代が中心なのか?
はたまた、意外に若い層で、ファッショナブルな?女性?男性?が多いとか?なのか?
かなりごた混ぜなのか?
今度、ライブで見てみたいなぁ、なんて。

「STAY TUNE(ステイ・チューン)」

Suchmos "STAY TUNE" (Official Music Video)


この曲がCMで使われているホンダのSUV「ヴェゼル」さんは、
アドリブ的アーバンなイメージが欲しかったんだろーなーと。
ニューアルバムの三曲目、「PINKVIBES(ピンクバイブス)」という曲もとても好きだなぁ。。

Suchmos "PINKVIBES" (Official Music Video)



8曲目「MINT」

Suchmos "MINT" (Official Music Video)


アルバム冒頭の曲「A.G.I.T.」もなかなか良いっす。

Suchmos "A.G.I.T." (Official Music Video)


そして、もはや懐かしさもありますが、
「クルセイダーズ=The Crusaders」の永遠の名曲。
「ストリート・ライフ=STREET LIFE」

Street Life - The Crusaders '1979


ついでに、上にも少し記した「ジャミロクワイ=Jamiroquai」さん。
伝家の宝刀、「バーチャル・インサニティ=Virtual Insanity 」

Jamiroquai - Virtual Insanity (Official Video)


春の都会の夜空に、結構似合うシリーズ!?かな(^^)
いいね!

ガラスの靴の物語

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「◯◯◯の魂を宿した人が2014年の1月に生まれると言ってるけど......」
「ハワイ島のアル教会に生まれたらしいよ......やっと......」
「その人は、今後、この星にとって大事なコトを成していくハズらしいのだけど......」



もう数年前。
めっぽうブリリアントなチカラを持つ横浜に住むプリリンなおねーさま
神様からそんな言葉が降りて来て、何故だか!?僕は、成り行きで!?
そんな御霊(ミタマ)を宿すベイビーさんに会いに、
広大なハワイ島をグルグルと回っちゃう......なんていう様なことがありました。



バカな話です......(*´ω`*)ぽふーん......



ここから先はドン引きしない方だけ進んでみてください。ええ。ええ。
トテーモ悪しからずで......(´ω`)にょふーん......



このブログの読者さんであれば既によくわかってくれているとは思いますが、
ハワイ島は僕さんキッテのお気に入り!アイランドでして。
愛してやまないコナ・コーヒーさんの産地でもありますし。
そんなこともあって、数年前、
「あの島なら......スーパーありえる話やな。。うん。うん。」
などと、狐につままれ、タヌキに騙され、自分の頬を指でつねりながら、
清水の舞台から飛び降りる気持ちで、噂の教会!?を探しに、
僕は島の探検に繰り出したのでした。

「教会の牧師さんは、イギリス人らしいの......
生まれたばかりだから、まだ赤ちゃんのはずだけど......」

情報はそれだけ。

ホテルの中にある様な教会も含め、広いハワイ島の中に果たして幾つ?
教会があるのか?は、正確にはわかりませんが、偶然が偶然を呼び、
日本とハワイの神様達の強力な後押しもあって、
兎にも角にも僕は奇跡的にその教会を探し当てることが出来ました。
辿り着いてみると、驚くことに、その教会は本当に!
イギリスから移住してきた牧師さんの一家が営んでいたところで。
最初、教会のドアをノックしてみたのですが、一家はお出かけ中の様子。
なので、然りげ無く、
怪しまれない様に近所の人達に家族構成を聞いて回ったのですが、ナント!
本当にお子さんが生まれたばかり!!!......なのだと......
日本から遠く離れたハワイ島の「イチ」教会の、イチ家族の、
「そんな事」までわかってしまう神奈川県の片隅に住むプリリンなねーさんの
降ろす言葉の正確さに心底驚いたコトを、僕は今でも鮮烈に覚えています。



「ねーさんや。。本当に教会あったぞ。。。」

「えええっ!?ホント!?すごいねーーー(^_^)ホントだったんだー。
赤ちゃんには会えた?」

「いや、それが留守なんだよね。。なう。
ちょっと、今どこにいるか赤ちゃんに聞いてみて。ねーさんなら話せるでしょ。
近くなら探すから」

「わかった。ちょっと待って......
......今ね、家族旅行中で今日は帰らないんだって。そこには。
でも来てくれて本当に嬉しいって言ってるよ(^_^)また会いたいって」

「マジか!?そーかー。。じゃぁ、また今度だな。
ま、場所がはっきりわかっただけで十分だな。今回は......」



♪♫$#%€£!!どどどどどっdっpどどdpdpdpどどどおどどどどーーーーんんn!!



「ねーさんや。。( ̄◇ ̄;)」

「なに?」

「か、雷が目の前、、すぐそばに落ちた......( ̄O ̄;)......き、急に.......空が......
街中が停電した......信号も消えちゃった........」

「あら!?そう!たいへーん。。つか、大丈夫なの!?」

「だ、大丈夫......みたい。ちょっとビリビリしてるけど......」

「そう。よかった。でもすごいね」

「こりゃ、今回はココまでっ!......って、コトだろーな。うん。今日は切り上げるわ。
命の危険を感じるし......
またいつか会いにくることになるだろーしな......うん。帰るわ」

「そーだね(^_^)また来て欲しいて言ってるよ。すごいねー。
お疲れ様ー。気をつけて帰ってねー。確かめてくれてありがとー」



————————少し前。
「Gut Feeling」というの記事の中で記した「ガラスの靴」の話というのは、
実は、この数年前のハワイ島での出来事から始まりました。
神々から言われた教会を探して島をグルグルと回っている時、
その途中の道すがらから、このお話は始まるのです——————————



時刻は未だ朝、7時ぐらい。真っ青に晴れ渡った南国のクリアな空。
コナ・コーヒーの母なる山「マウナ・ロア=長い山」も綺麗に見えています。
僕は教会を探して、「カン」だけを頼りにドライブ・ウェイをブンブンと飛ばしていました。
目前にはハワイ諸島最高峰、標高4205メートルの「マウナ・ケア=白い山」も見えて来ます。
その名の通り、南国の島の中で白き雪を頂き、雄大に聳える偉大な女神様を宿す霊峰中の霊峰。



その霊峰の直下。白い頂(いただき)のすぐ傍を抜けるドライブ・ウェイを走っている時。
道から少し入った所にある小さな石積みの祭壇がチラリと僕の目に留まりました。
僕は車に急ブレーキをかけ、道端の空き地に停め、ドアを開け、降り、そして......
そのあまりにも美しく、雄麗な風景にしばしの間釘付けとなります......



祭壇の前には一人、大柄な、
いかにもハワイアンと言った薄茶色の肌をした女性が裸足で立っていて、
黙々と、霊峰マウナケアに向かって「舞」を捧げていました。
彼女の髪は銀色に美しく輝いていて、長く、
背中をまっすぐに通ってカカトのあたりまで伸びていました。
彼女はその長い銀髪をゆらゆらと薫せ(くゆらせ)ながら、
雄大な自然と一体となった「舞」を一心に踊っていました。



彼女の大きく、ゆったりとしたリズムと呼吸と動きは何処か太極拳の様な感じでもあって。
それは確かに、僕には「踊り」というよりは「舞」の様に感じられて、
遠目から見ていてもなんだか「尊さ」みたいなものが全身から
溢れ出ている様にも見えていました。
そしてその舞の美麗さの本質というのは、紛れもなく、
その踊りが誰のためでもなく、ましてや自分のためでもなく、
ただひたすらに霊峰マウナ・ケアに捧げられていることから来ている様に思えました。

ゆっくりと繊細に踏み出され、また引き戻される素足。

ユラリユラリと空や山に向かい差し出される柔らかな腕。手のヒラ。指。

凛とした佇まい。姿勢。

車を降りた僕は、しばし、時を忘れ、
彼女の動きと空と大地とマウナ・ケアを感じ、見入ってしまいました。

そして......ふと、気づきました。

彼女の踊りは......フラ、だ、と。

コレがフラなんだ、と。

そうか、コレがキット、本物のフラなんだ、と。

そう思いました。

最初、一瞬。ショーやホテルで見る様なフラとあまりに違っていたので、
そう思わなかったのですが......

僕は多分、初めて本物の、本来の、
この島に太古から伝わるフラを見せてもらっているのだ......と。
その時、そう思いました。

そしてそれに気づいた時、えもいわれぬ熱いモノが胸の中にこみ上げて来ました。

気を許すと、思わず涙が溢れそうになります......



「コレが......フラか......」



僕は踊る彼女の後ろの方で距離をおき、無言で立ちすくみながらその姿を見ていました。
南国の早朝。富士山と同じ高さぐらいの場所。
僕と彼女以外、その場には誰もいません。来ません。

マウナ・ケアとフラと彼女と僕。

慄然と、しかしたおやかに流れる時間。

やがて踊りは終わり、彼女は近くに停めてあった自分の車に戻ろうと後ろを振り向き、
その時、初めて、僕と目が合いました。
彼女はニコリと、さりげない、しかし神々しくもある笑顔を僕に投げかけてくれて、
僕も思わずニコリと、彼女に無言の返事をしました。
歩いてくる彼女とすれ違う時は、なんとなく、沢山の会話をしたような、
そんな不思議な感覚がありました。

きっと彼女は朝の6時半ぐらいからここにいて、たった一人、
ただひたすらにフラを山に捧げていたのだと思います。
彼女が車で立ち去った後の祭壇には美しいレイが、太陽の光を受け光り輝いていました。



それからです。
僕は一度「hula=フラ」の歴史を勉強してみました。

「なるほど。そーか。フラの生まれた聖地はカウアイ島にあるのか......
今度、一度行ってみよう。きっとそこは、素晴らしい所に違いない......」

今年、いつものハワイ島をやめてカウアイ島に行くことにしたのは、
実はこのことがキッカケであり、一番の目的でした。



「ハワイ諸島最古の島」と言われるカウアイ島は、僕は初めてで。
行ってみると当然ですが、オアフやマウイ
ハワイ島とも違った独特の空気感を持つ島でした。
雨季だったせいもあるとは思いますが、とにかく雨が多い様で、
島全体から湧き立つ様な湿気も水気も強く感じる島。
そして、とても古い空気。霊気。至る所に漂う精霊の感触。
他の島と比べると、日本にとても近しい空気感の様にも思えました。
他の島より住まう神々の姿の色濃さと重厚さがトテモ印象的で......
上の写真にもあるハナレイ・ビーチ・ピア(hanalei pier)や、
キラウェア・ライトハウス(kilauea lighthouse)とか。





ハワイのグランドキャニオンと呼ばれるワイメア・キャニオン(waimea canyon)とか。





カララウ展望所(kalalau lookout)とか。



そして、是が非でも見てみたかったフラの聖地は、そんな島の最北端。
島の外周道路の行き止まりの、さらに先にあるようで。
事前に詳しい人に聞いて、調べた所によると、
ハワイアンにとってあまりに重要な聖地であるため、
現在では旅行者などが安易に入らないように「立ち入り禁止」となっている......
とのことでした。

それはそうだろう......
日本でも伊勢神宮の宮内には入れないし、皇居にだって早々は入れない。
であれば、僕は、せめてその聖地の真下にあるという小さなビーチに行って、
その聖なる海の風景を見て、体を浸し、
その地の空気やエネルギーを自分なりに確かめてみよう......と。
あの、ハワイ島で見た神々しきフラの、その源泉の地のエナジーを、
一度でいいから感じてみたい、と。
でも、それで、なんだかトテモ十分な気がする......と。
そして、そう決めた時にまた1つ、ハワイの神様......
正確には「マウナ・ロア」の神様から......また新たなメッセージを預かりました。
プリリンねーさんの正確な言葉でもって記せば、ソレは、



「シンデレラの靴のレストランに行くといい。行けばわかるだろう」



僕はフラの生まれた聖地を目指しつつ、もう一つ、時間的に可能であれば、
シンデレラの靴のレストランも探し出してみようかと、車に乗り込みました。
走り出してみると、その日の空も、
初めて本物のフラを見せてもらった時のハワイ島の空の様に、蒼く、
なんだかトテモ輝いている様に見えました......



.......続く(^_^)
いいね!

ガラスの靴の物語 2

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「シンデレラの靴のレストランに行くといい。行けばわかるだろう」

僕はフラの生まれた聖地を目指しつつ、もう一つ、時間的に可能であれば、
シンデレラの靴のレストランも探し出してみようかと、車で乗り出しました。
走り出してみると、その日の空も、
本物のフラを初めて見せてもらった時のハワイ島の空の様に、蒼く、
なんだかトテモ輝いている様に見えました......






結論から言うと、以前「Gut Feeling」という記事で触れた通り
「シンデレラの靴のレストラン」は見つけられませんでした。
理由は明瞭で、この時の僕の一番の目的が「フラの聖地」であったということで、
探した場所がその移動行程の範囲内でしかなかった......ということ。
それと、もう1つは、神様から言われたニュアンスが、いつもの
「是非とも。よろしく。」
という感じでもなく、
「もしカウアイ島でご飯食べるならそのレストランがオススメだよーーん(^_^)」
的な!?いつになく!?ポップでキュートなものでもあったので、
自分の中に沸き立つ使命感や強固な意志がいつもよりあまり無かった、ということもあります。
前回記した「とある教会」の話や、それと同じハワイ島の話で言えば、
未だ神様からのお許しが出ていないので記せていない「リンゴ山探し」の話とか......
そんな、とりわけポンチキな話の時とは全く違うニュアンスでもあって。
なのでかなり緩やかに探していたという感じでした。

それでも道の途中途中で靴屋さんとかお土産やさん、
工芸品やアート工房等が隣接している様なショッピングモールやレストランを見つけると、
必ずちょこちょこと車を停めてシツコク覗き探していたのです、が、
「ピン!」と来る様なトコロはまったく無く......
飾られている様な靴やガラス細工的な靴も見当たらないし......
「もしかして、ステンドグラスに描かれてたりするんちゃうかな!?靴......」
なんていうことで、美しい教会などに寄ってみたりもしたのですが、
やはり「シンデレラの靴的なもの」とレストランは見当たらず......





しかし。しかし。
やはり「フラの聖地」へと向かう旅というのはナニヤラとても楽しく♪( ´▽`)
ワクワク度満点!なものであって。特に最初、
「この辺にあるんじゃね!?シンデレラの靴のレストラン......」
とふんでいたハナレイ・ピア(Hanalei Pier)は、感涙の美しさで......







この周辺でもレストランは見つからなかったのですが、この桟橋の正面には、正に、
そのフラの聖地がある岬がとても綺麗に見えるのです。。

そんな桟橋の真ん中に来た時、僕は突然、頭を奥中から揺さぶられる、例の!?
いつもの!?神様感覚に襲われます。

「あっ!?イル!?どこ?どこよ?......なんかスゲーつえーな。この神様......」

と、僕は先ず周りをぐるりと見渡し、そして、ピン!と来たのは頭の真上。
それは本当に頭のすぐ上、手が届きそうなとても低いトコロに出てきた雲さんで。
この写真の上部に見切れて写っている雲さんなのですが......



その雲を追って、そのまま頭上を見上げると......



どもどもぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーっ!(*´∀`*)ノ
来まちたよぉぉぉぉーーーーーーーっ!
神さまーーーーーーーーっ!こっちもでっかぁぁーーーっ!?





この時。これまで未だ一度も会ったことのない神様だったのと、
その力のスケールがあまりに大きかったので、
僕さんはラインでブリリアントな能力を光らせる横浜のプリリンなおねー様まで、遥々と、
こんな迷惑メッセージを送りました......

「いま真上に来てる!話してみて!
スゲー神様がいるんだよ!頭のてっぺんが凄いんだよ。
おわわっ!?笑ってくれた!」







「ガラスの靴があるでしょう。と言ってる」

「わからん。」

と、そう答えた直後、

「わにゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!?☆$★#£€!?
なんか!?なんか、あ、足が、、、、!?( ̄O ̄;)@&¥$%#☆★!?」

この時僕は、足元に何かがフサッと被さって来て、体が宙に浮く様な感覚に見舞われました。
こういう時、僕に必ず起こる頭のてっぺんの僅な膨張.......通称、ナス頭な痛み......も健在で。
なんだかズシーーン.....と重い圧力や軋み(きしみ)みたいなモノを
頭の奥底から感じてもいる状態。
僕はそんな状態で桟橋の真ん中でただ一人、とても大人気ないキュート♡な声を出しながら
大空に向かって手を振ったりなんかしていました。人から見たらバカ丸出し。警察通報。
そこにまたねーさんからのラインが入ります......

「ボカスの神っていうんだって。ポリアフの夫らしいよ。」

「ま、マジか。。ドーリで。。パワフル、、で、、そーか。。」

そんなこんなの桟橋事件。レストランはともかくとして

「シンデレラの靴......とは、もしかしたら、このことだったのではないのだろーか......」

と。桟橋から車に戻りながら僕はそんなコトを考えていました。
なんとなく、神様から不思議な「靴」をもらった様な。そんな感覚。
その後、妙に軽くなった体とともに僕は、初志貫徹。
再び「フラの聖地」へと車を走らせました。
もちろん、足元には神様からもらったシンデレラの靴。
その靴は、正確には「見えないガラスの靴」の様なイメージで......


......こんなドープでポンチキな話は、風変わりな方々には次回も、続きまする。
クールでノーマルな方々には、しばし......ごめんなさいマンボーでする(*´ω`*)。。
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ガラスの靴の物語 3

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そんなこんなの桟橋事件。レストランはともかくとして

「シンデレラの靴......とは、どーも、このことだったのではないのだろーか......」

と。僕は桟橋から車に戻りながらそんなコトを考えていました。
なんとなく、神様から不思議な「靴」をもらった様な。そんな感覚。
その後、妙に軽くなった体とともに僕は、初志貫徹。
再び「フラの聖地」へと車を走らせました。
もちろん、足元には神様からもらったシンデレラの靴。
その靴は、正確には「見えないガラスの靴」の様なイメージで......




そして到着した!念願の!島の最北端にある小さなビーチ。
ケエ・ビーチ(Ke'e Beach)と言うのだそうです(^ν^)
どうやら、このビーチを囲む崖の上の方に、
フラにおける最重要地の一つと伝わるヘイアウ(聖地)がある様です......



この先は徒歩やヘリ、船でしか行けない秘境「ナ・パリ・コースト=Na Pali Coast」
僕は車を降りて、水を入れたリュックを背負い、
左手上方に聳える崖を見上げながらビーチに降りていきました。
すると、噂通り、岸壁の上に登っていくトレイルには「立ち入り禁止」の看板が。
さらにその日は、前日夜に大雨警報が出されたくらい降り続けた雨のせいもあってか、
道の入口にはパーク・レンジャーのユニフォームと帽子に身を固めた金髪の女性がドン!
と椅子を置いて座り込んでもいて。。

「NOーノーよー。ダメよー。今日は危険日よー。
ここから先に行ったら死んじゃうかもよー。カウアイ・ナメンナヨー( ̄ー ̄)

と、たまにやって来るトレッキング好きな人達にクールな眼差しでストップをかけています。
リュックを背負った僕さんはそんなクール・レンジャーの彼女の前を
「俺はタダ泳ぎに来ただけだピョーン♪」
顔で通り、そのまま砂浜に下りていきました。



一年ほど憧れていた、念願の「フラの聖地」を戴く可憐なビーチ......
座り込み、しばし、ボー〜〜っとする僕さん......



そのあまりの美しさと「目的達成!」のディープな満足感に溺れる僕さん(T ^ T)ウルウル......
ご満悦♪のゴキゲン様ぁー\(*´ー`*)/アチキわおぼれてるのぉ〜奥様ぁ〜♫
と、その時。フト、もう一度、その憧れの聖地のある崖を見上げると......





あわわ。。(;゜○゜)

降りてる。。

いるやんか。。また。

神様。。

もしかして!?

イケる?

のか!?

なうぅ!?

そんな気持ちが

「ブワワワワワワ〜〜〜〜〜っ」

と、強烈に湧き上がって来てしまった僕さんは、試しに、
さっきのパークレンジャーさんの方へと、イソイソと近づいて行ってみました。
その時、金髪女性レンジャーさんは相変わらず通行止看板の下の椅子に座り、
本を広げて時間を過ごしていたのですが、僕は、あえて、まるでピエロのように、

「ジーーーーーーッ......」

と、キッチリ90度に腰を曲げた、
大袈裟でオドケたオトボケポーズで彼女の顔を覗き込んでみました......

「ジィィィィィィィィィーーーーーーーーット。。ジィィーー。。('◉ 。◉’)キモイデショー」

するとどうでしょう。
ポンチキでエキセントリックな視線を感じて、本からスッ......っと顔を上げた彼女は、
僕のキモイ「ジィィー......」に対し、口元を「ニヤッ( ̄ー ̄)」っとさせ、
そのまま僕の目を少し見つめた後、また!読んでいた本に視線を戻したのです。
ソレはさっきまで

ダメよーダメダメ!♡

と訪れる人々に言っていた感じとは明らかに違うニュアンス......
念のため、僕は彼女が視線を本に戻した後もしばらく同じ「オバカポーズ」でもって
彼女の顔を見ていました.....が、ノー・リアクション。シカト。
彼女は座ったまま静かに本を読み続けています。
この時、僕の頭には彼女のこんな言葉のイメージが勝手に浮かんで来ました......



「あーー、あんた。
わかってるわよ。どーせ、この上のヘイアウ(聖地)に行きたいんでしょ?
よくいるのよ。たまに。そーいうヤカラが。
全く、何もわかっていないのにさ、いいことあるかなー......なんて行っちゃう奴が。
わかってるわよ。もう。
ま、本当はダメだけどね。
でも、まぁ、見た所わざわざアジアの方からはるばる来た!って感じだし。
ま、悪い奴では?なさそーだし。だらしなさそーだけど。遭難とかしなそーなタイプだし。
いいんじゃない?
朝まで降ってた大雨のせいで今日はほとんど人来てないし。
大雨警報まで出てたしさ。
ま、いいわよ。今日は。おめーわ。しょーがねー。
見て見ぬフリしとくから、さっさと行っておいで。
その代わり!
荒らすんじゃないわよ!
いいこと!その時は神に変わってお仕置きだからね!
訴えるわよ!身ぐるみ剥がすわよ!わかった!?
じゃぁ、もう私の時間を邪魔しないでちょーだい。私は今、この
“レンジャー隊にしか出来ないダイヤモンドな恋♡” っていう名作小説を読んでるんだから。
とっととお行き!シッ!ツッ!」



きっとそんな感じで彼女は僕を見逃してくれたのだと.......
そんな圧倒的に自己中心的な解釈をしでかした僕さんは、
依然「ジーーッ.......」と彼女を見ながら、
それでも敢えて!?本を読んでいる彼女のスグ横を通り、
「Keep Out!」と書かれている看板とロープをスルリと超えて、
とうとう崖の上へと続く小道の中へと入ってしまいました。



「マジか!?
入っちゃった。
いっか。ま、いっか。行くぞ!行ったるわっ!」

と、ちょっとコーフンした僕は、
そのままエッサエッサと南国のジャングルの中に続いている細い坂道を登って行きました。
途中には水が湧き出し流れているところもチラチラとあったりする素晴らしい南国の大自然。



そんな入り口からほんの8分程度でしょうか。
山肌に広がる熱帯雨林の中をまるでトンネルの様に抜けて行く小道を崖の中腹ぐらいまで
登って行った時、その道の先に、もう、明らかに開けている!場所が見えて来ました。

「きっとあそこが、アノ、フラの生まれた聖地なんだ......きっとそうだ......」

そして僕は、その念願の聖地に立つことができました......



辿り着いた憧れのヘイアウ(聖地)は、切り立った崖を背に、
海に向かって拓けて(ひらけて)いて。
とても神々しく、僕の目には眩く(まばゆく)光り輝いていました。


————そして、とてもじゃありませんが、
そこは「靴」を履いたままま入れる様な場所ではありませんでした————————


このお話はもう少しだけ続きます。
ポンチキーズ以外の方々にはなんだか申し訳ないですのぉぉ......まいどぉぉ(*´ω`)。。



今オーストラリアでちょっとポンチキ中なのですが......
こんなパッパラーな記事を南半球なんぞで書いてるのでやんす......ね。僕さん(*´ω`*)





ケアンズの街はなんだかとても美しいっす♪(^^)
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ガラスの靴の物語 4

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辿り着いた憧れのヘイアウ(聖地)は海に向かって拓けて(ひらけて)いて。
とても神々しく、僕の目には眩く(まばゆく)光り輝いていました。

————そして、とてもじゃありませんが、
そこは「靴」を履いたままま入れる様な場所ではありませんでした————————








その地は、もう、いたるところに神様と精霊の気配があって。
それは所謂「マナ」と言って良いもの?なのでしょうか......
海に向かってそそり立つ岩壁や天空からは気高き、崇高な神様の気配が降り注いでいます。
僕は靴を脱ぎ、リュックから持ってきたミネラルウォーターを取り出し、一礼をして、
その御敷地に足を踏み入れさせていただきました。



しばし......


時が......


止まります......


いつか、あのハワイ島で見た、


ただひたすらにマウナ・ケアに捧げられていた、


あの気高く、崇高なフラの、



その生まれた聖地に......


今、いるのか......



「この石......か......」

僕は持ってきたフラの絵が描かれているミネラルウォーターを
石の窪みに注がせてもらいました......

場の気が、突然、強く流れ出します。

その動き出した気流に乗せて、僕は、はるか太平洋の彼方から持ってきた心からの祝詞を、
岩壁に向かい、捧げさせて頂きました。
以前、アマテラスさんから降ろしてもらった秘伝正統なる祝詞。
日本人として、誇りある捧げもの。そういう気持ち。

すると、太陽の周りに強烈な虹が......







(T 。T)ぶぇ......

いつかの、富士山の山頂で見た太陽......アマテラスさん......と、同じ!?似てる!?

振り返り、今度は海の方を見ると......



不思議と、僕はなんだか踊りたくなりました。

誰もいない憧れのフラの聖地。

ただ一人。

僕は、精霊さん達に身を委ねながら、

できる限りの無心で、気持ち良く、素直に、体を動かしてみました。

崖を背に、海に向かって踊ってみました。

ゆっくりと左手を天空に差し出し。

ゆっくりと上下左右に揺らし。

右手も柔らかに天空に掲げ、また、揺らし......

足は左右斜め前後に送り出し、緩やかなサイドステップを踏んでみます。

やがて両手を合わせ、そのままゆったりと空に上げ......

一緒に、平行に、左右にゆったりと......揺らし......

......なんでしょう......

これは......

......ゆりかご。

赤ちゃんを授かって......その喜びを......天の神様に......捧げる様な.......

泣き喜ぶ赤ちゃんを、あやす......様な......

......そうか、

フラの原点......

子供を授かった喜びの舞。

狭き、閉鎖的な孤島で子供を授かるということは、とても尊く、とても大切なこと。

限られた土地の中で、血を絶やさず、愛すべき子孫をちゃんと残して行くこと。

......そうか。

授かったばかりの命をあやしつつ、その感謝の気持ちを神様に表す......届ける......

そんな踊り。

これが、フラ......

あのハワイ島で見た、ただひたすらに山にだけ捧げられていた美麗で壮麗な舞は、

あの優しさと、柔らかさと、動きのたおやかさは、

それは子供を抱いていたからだ。

そうか。

これが、フラの原点なんだ......

「HULA=フラ」というのは調べ、勉強してみると、
いわゆるショー的に行なっているものはごく最近に作られて来たものなのだそうです。
ソレは「アウアナ」とも呼ばれ、
多分にショー・アップされている部分もあるようです。
そして、その元となった古来からの伝統的なフラというのは
「カヒコ(古典)」と呼ばれ、元々は自然崇拝の宗教や儀式の一部でもあり、
自然の動きや森羅万象を体現し、
それら全てに宿る神々に感謝を捧げる踊りでもあったのだそうです。

起源には諸説あり、正誤はつかない様で、
一説にはモロカイ島のカアナという地で始祖である女神「ラカ」が生まれ、
そこでフラを起こした......という説もあるそうで。
一方「カポ」という「ラカ」の姉とも母とも伝わる女神が
ニイハウ島やカウアイ島で起こし、諸島に伝えて行った......という説もあります。
更には「ラカは男性であった」とする説も沢山あり、確かに、
本来のフラは「男性しか踊ってはいけない」とされていたこともある様で、
この「ラカ男性説」もよく語られている話です。
この場合のフラは時に戦の前の気合い入れ!
所謂「ウォー・クライ」として語られる様なこともあるそうで。

そんな諸説の中、
一般的には「女神ラカ」を始祖、守護神として崇敬される形が一番多いとのこと。

今回僕が訪れたカウアイ島のヘイアウ(聖地)の正式名称は
「ラカの神殿=Ke-ahu-a-Laka Halau Hula=ケ・アフ・ア・ラカ・ハラウ・フラ」
フラの女神ラカに捧げられた古代神殿であり、
正統で厳粛なフラを教える修行場でもあり学校でもあった場所だとされ、
ここからフラが生まれハワイ諸島に広まったという一説を有している地。
「チャント」と呼ばれる古典フラには欠かせない「詠唱」なども、
この地で伝えられて来た......とも言われている場所。

諸説あるそんなフラの起源の真偽は僕などにはわかりませんが、
兎にも角にも、フラの歴史を勉強する中で、僕はこの地に強く惹かれたというわけで。
また「ハワイ諸島最古の島」ということの意味も、僕にはとても大切に思えていたわけで。

そんな憧れのフラの聖地で、
神様や精霊さん達!?から僕が教わったことは、実は、上に書いた通りで。

僕は、ただ一人。ただただアホウの様に。
気がつくと授かった子供を空高く優しく掲げ、
子供と共に天に感謝を捧げる様なイメージの踊りを舞っていたのです。



僕の感じた「超個人的な」フラの起源とは......



そういうことです(^^)



フラとは、言わば、授かった命そのものへの感謝。。。



そんなとても不思議で心地よい時間と、
神々や精霊さん達からフラの秘密!?を教えていただいた僕は、チョット涙ぐみながら、
再び聖地に一礼を捧げ、御敷地を出て、もう一度靴を履き、山を下りました。

靴を履くときには、なんとなく。
桟橋でもらった「見えないガラスの靴」が見えた様な......そんな気もしました。

ビーチに戻り、しばらく感激の余韻に浸ろうと思った僕は、
人気のない方に歩いて行き、砂浜でもう一度靴を脱ぎ、座り込みました。
そして、さっきまでいたフラの聖地のある場所をただボーーーーッと、眺めていました。





以前「Gut Feeling」という記事でも載せましたが、僕はこの「靴の写真」がとても好きです。
この旅のために新しく買ったトレッキングシューズ。
でも、肝心の聖地に入る時には、この新品でお気に入りの靴は全く使わず。
でも、足元には見えない不思議なガラスの靴がある様な......
この時、僕はそんなことを思いながら裸足で砂浜と海と聖地のある崖を眺めていました。

静謐(せいひつ)なる感動

それが、この日を表す言葉でしょうか。

そして、とても面白いのは、この話は直後に戻ったオアフ島と、
帰国した日本でも少々続いていったことです。
それは、改めて知ることになった「シンデレラの靴のレストラン」の場所。
そして、ガラスの靴の秘密。

......続きます(^^)
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